COLUMNコラム
営業再開のお知らせ
※5月25日以降のご予約は、緊急事態宣言がどうなるかわかりませんので、政府の様子を見ながら
変更、そしてご案内をしてまいります。宜しくお願い致します。
5月11日まで休業しておりましたが、5月12日(水曜)より営業を再開してみます。
色んな意見、色んな選択肢があると思います。
正直、どれが正解か分かりませんし、自分の考えが必ずしも正しいともおもいませんが、ずばりシンプルに仕事がしたいので再開します。
11日までの休業も1秒も迷わず決めましたし、営業再開も然りです。
年の功なのか、最近ホントに悩まないしあまり考えません。
良くも悪くも思うがままに…
しかしどういった形で再開するかは少し考えました。
医療機関の逼迫は相当な問題です。
無責任に営業再開して感染拡大の原因になるわけにはいきません。
それと酒類の販売の禁止。
このルールの為迷わず休業したくらいの破壊力です。
実際、お酒飲めないから僕自身外食してません。
かといってこのままアーティチョークやそら豆、メイタガレイやメバルなど今年料理せずに終わるのも耐え難い…
文章にすると長いですが、この様な条件をまとめると僕なりの答えは一瞬で出ました。
オカンの料理や!
という訳で、緊急事態宣言期間限定で真面目にナポリの家庭料理、地方料理を作ります。
そりゃワインあった方がもっと良いでしょうけど、イベントだと思って下さい。
折角なので物凄くイタリアっぽくします。
取り皿下さいとか、ロングパスタに変えてとか、パスタ柔らかめとかはこの期間存在しません。
食後のカプチーノもアイスコーヒーもありません。
ワインもありませんがイタリアに行けない分、イタリアの文化に忠実にひと暴れしたいと思います。
※基本的に前日までのご予約をお願い致します。
万が一、当日にご予約をいただく場合は、ランチは11:00まで
ディナーは当日の16:00までにご予約のお電話をいただきましたら
ご用意出来る場合もございます。 営業が始まりますと、
営業に専念する形になりますのでお電話のご対応が出来ない可能性もございます。
お昼の営業 5月12日~21日まで(22日~25日は、ディナータイムと同じコース¥5500税込 をご用意しております。)
11:30スタート12:45までのお席
13:15スタート14:30までのお席
以上2部制です。
お料理内容
・ナポリの前菜的なもの、ちょっとしたメイン的なものを前菜仕立てで5品
・超ナポリ的、イタリア的なパスタ料理 2種からチョイス
・いつものジラソーレのパンとマテーラ風100%天然酵母のパン(勿論自家製)
¥3500(3850税込)
ご希望の方はデザートのナポリ風ババ、エスプレッソを別途追加していただけます。
夜の営業
18:00スタート20:00閉店
お料理内容
・ナポリの前菜的なもの、ちょっとしたメイン的なものを前菜仕立てで5品
・本日の前もんの魚料理
・超ナポリ的、イタリア的パスタ料理2種からチョイス
・いつものジラソーレのパンとマテーラ風100%天然酵母のパン(勿論自家製)
¥5000(5500税込)
ご希望の方はデザートのナポリ風ババ、エスプレッソ又はハーブティーを別途追加して頂けます。
超絶ソーシャルディスタンスで皆様をお待ちしてます。
スルメイカとジャガイモとアーティチョークの煮込み
これが作りたくて再開する様なもんです。
Pane di Matera
南イタリア、マテーラのパン。100%天然酵母でセモリナ粉で作られる重たーくて少し酸味のあるパン。
日本の噛まなくても食べれる工業製品のカビの生えない食パンの対極を行く、ゴロゴリのイタリアパンです。
パンでdop(簡単にいうたらパルミジャーノレジャーノとか、パルマの生ハムみたいな認定)に選ばれている、イタリアでは非常に有名なパンですが、日本では好き嫌い分かれると思います。
でも好きな人は泣けると思います。
映画タイタニックでも泣く人、泣かない人いる訳ですから、パンで泣けるなら確率低くても焼く値打ちありです。
ちなみにこのパンの3つの切れ込みは、カトリックの父と子と聖霊のみ名によっての意味だそうです。
丸い大きなパンの上に十字の切れ込みを入れるのと同じ意味合いですね。
カトリックの牧師さんが父と子と精霊のみ名によって アーメンっていう時、力士の手刀切る動作に似たのをなさいます。もっとスローですが。
それとパンに切れ込み入れる時の動きが似てるからかな?
後はイメージ写真です笑
テイクアウトのお知らせです
立て続けにご案内です!
酒なしで飯食えるか~といお気持ちは十分理解しております。
緊急事態宣言期間限定でテイクアウトも復活させます。
・前菜5品セットお一人様 (2人前から) ¥2000 (2160税込)
・パスタソース とパスタ 各2人前1p ¥2500(2700税込)
ルチャーナ風スルメイカの煮込みのリングイネ
ジラソーレ風スパイシーなボロネーゼのスパゲッティ
トゥリウンフォ風裏漉した根魚の煮込みソースのスパゲティ
の3種
・自家製パン 1本 ¥800 (864税込)
1/2本 ¥400(432税込)
・ナポリ風ババ ¥600(648税込)
お手数ですが、テイクアウトは前日までのご予約をお願い致します。
お引き取り時間は
11:00~11:30
14:30~18:00の間でお願いします。
お客様同士の接触を出来るだけ減らすため、お引き取りのお時間をご予約時にお聞かせ下さいませ。お時間が集中する場合は少しずらして頂くお願いをするかも知れませんが、よろしくお願いします。
なお、テイクアウト商品のお支払いは現金でお願いいたします。
前菜内容例
・パルマの生ハムと竹島さんのチーズ(超希少かつ絶品)
・明石タコとオリーブのマリネ
・ナスのパルミジャーナ
・スルメイカとジャガイモとアーティチョークの煮込み
・ナポリ風ポルペットーネ
内容は予告なく変わる場合がございますが、必ず同等のクオリティーは保ちます。
~ワインも欲しいなとお思いのお客様へ~
お家で飲むワインを悩まれましたら
ジラソーレでも長年お世話になっている芦屋のワインハウスセンチュリーさんで
良ければジラソーレで飲んでいただいているワインのご購入いかがでしょうか?
お店の詳細はこちらをクリック→ワインハウスセンチュリー様
4種類ほどフードフレンドリーなワインをご紹介しますので、よければお試しくださいませ。
◆カニカッティ社 テッレ シチリアーネ ラ フェルラ インツォリア
テイクアウトの前菜とも楽しめますが、前菜食べる前にちょっと飲み始めたい・・・そんな気分にちょうどいい。
何本もストックしておきたいデイリーに楽しめるシチリア州の白ワイン
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◆カンパーニア州の素晴らしい造り手 アントニオ カッジャーノ社。
フィアーノ ディ アヴェッリーノ ベシャール
しっかりめの前菜から、テイクアウトのパスタトゥリウンフォとも一緒に楽しめます。
◆もっと暑くなると少し温度が低くても楽しめる赤ワイン。
こちらもシェフが修行したカンパーニア州のワインです。
アリアニコ デル タブルノ アポッロ オコーネ社
タコも、ナスのパルミジャーナもサラミ、パスタはどれも一緒に楽しめると思います。
◆ご存知の方も多いかもしれませんが、クズマーノ社がシチリア エトナ火山近郊で手がけたワインです。
エトナ ロッソ アルタモーラ
やわらかく丸みを帯びた印象でこちらもパスタ全般、しっかりめの前菜と楽しんでいただけます。
カンパーニア州と言えば、タウラージ。
やっぱりタウラージは外せない!と言う方はぜひ。
フィラドーロ社のタウラージはジラソーレでもよくお魚とお料理と合わせてペアリングでも登場します。
タコ、イカ、トマトと相性がいいです。どうぞお試しくださいませ。
※もし、センチュリーさんで上記のワインが完売でなかったとしても別の素晴らしいワインをたくさんお持ちですので、
プロの方々ばかりですので是非ともおすすめを聞いていただけますと幸いでございます。
お酒、お料理、飲食店の存在は〝癒し〟です。~ワインが飲みたくなるコラム〜
こんにちは!
今日は随分昔にワイナリーを訪問させていただき、
その数年後にジラソーレで開催されたメーカーズディナーで再会したマルヴィラ社のお話です。
ここは、ワインもファン多きワインである事はもちろんの事、
オーナーロベルト氏の日本愛も素晴らしいです。
いつも通訳兼プロモーションをされてる美しきプロモーターアキさんも一緒にジラソーレへいらしてくださいました。
マルヴィラ社は、ピエモンテ州ロエロでワインを作ってます。
ピエモンテ州といえば、バローロ、バルバレスコがすぐに名前が出てきますが
忘れてはならないのが砂質土壌のロエロ。これからはロエロ、バローロ、バルバレスコと思い出していただければ幸いです。
このワインの輸入元パシフィック洋行様のワインカタログのお言葉をお借りしますと
バローロは“王”、バルバレスコは“女王”と称される事がありますが、同じピエモンテにある銘醸地 ロエロはきっと“ワインの王子様”。
育ちが良く、端正で高貴、血筋の良さと屈託の無さを併せ持つキャラは造り手の姿にも重なると輸入元さんのカタログに表現されてます。
このパシフィック洋行さんのワインカタログの文章が本当に素晴らしくて、ここに全文コピーペーストしたいくらいです。
ワイン好き、イタリア好きの方ぜひとも一度ごらんくださいませ。愛情を感じます。
マルヴィラ社は、世界遺産に指定されたほどの美しい葡萄畑です。
そんな葡萄畑のど真ん中にあるワイナリー併設の宿泊施設アグリトゥリズモに泊まりましたが、本当に素敵な場所でした。
日本愛が強いロベルト氏の遊び心↑や
葡萄にとって良い環境で素晴らしい条件が揃うこのロエロは、
ボトリティスシネレア菌が作用し、貴腐ワインも造ることが出来ます。
そんな葡萄の房をみせていただいたり、貴重なお話を聞かせていただきました。
併設のレストランも、洗練されたお料理で、こういったお料理だから、このワインが作られてるんだなと納得しました。
このピエモンテで見て感慨深かったことは
ネッビオーロ種の名前の由来の一つネッビア霧。
それは収穫の時期に霧かがること、葡萄に白い粉の様なものが付着する時もある事からなど諸説ありますが、
朝起きて(私は大体朝は苦手ですが、イタリアに行くと何故か早起きになります)、外を散歩すると霧がかかってた風景を見た時に、
あの勉強してきた本に書いてあったことは本当で、こういう事なんだなとじーんときました。
ネッビアはですね、霧がですねってがむしゃらに伝えてた事が目の前に存在することで、
日本に帰ってからのワインの説明をする私の言葉の重みは少し増しました。
愉快な方で、すぐに冗談を言ってくるのですが、
ワインのお話となると真剣にお話してくれました。
さて、時は変わって2018.2.25。
私もまだジラソーレにまだ勤めてなかった頃、
マルヴィラ社のメーカーズディナーがあるという事で久しぶりにロベルト氏にもアキさんにもお会いしたいのはもちろんのこと、
もうすでにジラソーレお料理ファンになっており、どんなペアリングでどんなお料理か楽しみでしたので参加させていただきました。
久しぶりに会ったロベルトは変わらず陽気です。
覚えててもらえて嬉しかったです。
このときにジラソーレの常連様にご挨拶をさせていただいたりと、
まさか働く事になるとは、このときは思ってもいませんでした。
同席してくださったパシフィック洋行小林さんと、
いつもお世話になっている芦屋のワインハウスセンチュリー様にも感謝です。おかげさまで楽しいメーカーズディナーでした。
さて、その時のお料理とワインです。
◆牡蠣のムニエルとキャベツとお米の煮込みのサラダには
アルネイスで造られたリヴゴーシュというスパークリングワインを。
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このワインを見ると、マルヴィラ社のアグリに宿泊して、朝ご飯の時に迎え酒でこのスパークリングワインをあけていただいた事を
思い出します。朝リブゴーシュも良かったです♪
このワイン名は、このワインが造られるロエロ地区がタナロ河の左岸にあることからこの名前がついてます。
甘いみかんの様な香りも感じますが甘いわけではなく、バランスの良いスパークリングワインです。デイリーに楽しめる価格帯です。
最近では、アルネイスはアルネイズであるお話も出てますが、
これは人からの又聞きですので直接生産者さんとお話できてませんので、アルネイス表記のままで書きます。
◆ミル貝とウイキョウ、青リンゴ、クルミのサラダに合わせて、
ロエロ アルネイス 2016
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アルネイスは、昔はネッビオーロの木の間に植えられて、ネッビオーロより早く熟すため、虫除け、鳥除けの為の葡萄とされてて
ネッビオーロビアンコなんて呼ばれてた時代もあったと生産者さんから聞いた時は、
こうしてこの葡萄100パーセントでこんなにも素晴らしいワインが世に流通する様になった事が、じーんと嬉しくなりました。
◆マグロのとビーツのカルパッチョ ロエロロッソに捧げる赤い一皿 と
ロエロ ロッソ 2015。
見た目としても非常に合いますが、食べて納得。
中島みゆきさんの曲〝糸〟の様に縦と横の糸が合わさっていくじわーと一体化する味わいでした。
もちろんこのワインはお肉料理やチーズなどども楽しんでいただけるワインです。
◆ブリのビステッカ トピナンブールのピュレと縮緬キャベツのガットー添え フォンドブリのソースに合わせて
ランゲ ビアンコ トレ ウーヴェ2006。
その名のとおりシャルドネ、ソーヴィニョンブラン、アルネイスの3つの葡萄から出来てます。
ブリのまったりしたソースをこのワインがコーティングしてくれました。
熟成からくる要素と樽熟成の特徴とを併せ持ち、しっかりめのお魚料理やパスタ料理などとも合わせるワインです。
◆手長タコとフォアグラのグリル 思い切ったマーレ エ モンテ
こちらには、ファン多きデザートワイン、甘口のレネシウム。
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遊び心のあるエチケッタは、ロベルト氏らしいなーと思います。
お料理とも本当によく合いました!
良い条件が揃っていないと貴腐菌はつかないので産地としても素晴らしいエリアであることも感じました。
◆山ウズラとレンズ豆のリゾット 酒盗とマスカルポーネ添え
ロエロ アルネイス サリエット 2003
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アルネイスは熟成にも向くということがわかるワインです。
一見、赤ワインを合わせそうなお料理ですが、これだけ熟成による変化を遂げていると、充分合いました。
この酒盗ともよく合うことから、日本酒好きにも良いワインかもしれません。
◆最後のメインは淡路牛のランプステーキ ウイキョウのグラタン添えです。
ロエロスーペオーレ トリニタ2000と1998年を合わせました。
2000年はやや暖かく、1998年は少し冷涼だったとロベルト氏は語りました。
淡路牛の焼き目のあたりは2000年、脂の甘味を感じるところは1998年がよく合いました。
若々しいお肉では無く、少しナッティーな印象のお肉でしたので、更にワインともよく合いました。
◆デザートは、ロベルト氏も大ファンになったナポリ風ババ。
こちらにマルヴィラ社のグラッパをかけたら、魅惑のデザートです。
ラムをかけるのも好きですが、
グラッパかけるとまた違った味わいでクセになります。
私のも食べようとするロベルト氏笑
ロベルト氏はどれも楽しんで喜んで食べておられましたが、
最後の一皿ババは特に大好きだったみたいで5回以上は最高のババ!と、
それからもFacebook上やメッセージや輸入元の営業さんを通して言ってくれてます。
また、ぜひジラソーレでマルヴィラ社のワインと一緒に召し上がっていただける日が来るのはいつの日でしょう。
こんなコラム書いてたら、
ワインの造り手さんとお料理とワインの会をしたくなりました。
イタリア行きたいなー
ワイン飲みたいなー
外食したいなー
お料理とワインゆっくりレストランで楽しみたいなー
欲望ばかり出てきました。泣
今、私達飲食店は協力金、助成金が出てますが、酒屋さん、輸入元さん、野菜屋さん、魚屋さん、他にもお酒、食材を扱う方々はわずかにしか出ていません。
私がコラムを止めないのはこんな期間ですが、
少しでも街のお酒屋さん、輸入元さんにお返しがしたいという思いです。
街で小さな酒屋さん、ワインショップを見かけられましたら是非ともそちらでお家のお酒をご購入いただけますと嬉しいです。
お酒をお店で出せない今は私が出来る事は、
こんな事くらいしか出来ない悔しさもありますが、お酒もお料理も悪ではなく、癒しであることを声を大にしてお伝えしたいです。
お酒の飲み方が悪い人がいるというだけで、ルールを守る飲食店もたくさんあります。
ジラソーレも例にもれずお客様同士1メートルはあいてます。
「こんなに離れてるの!?」と緊急事態宣言前はびっくりされてました。
改めてお酒を取り締まるのではなく、何を取り締まらないといけないのか見極めて頂ければいいなと思います。
緊急事態宣言の酒類提供ストップの期間中は特に今は酒屋さんと輸入元さんの協力金、
助成金が充分ではない様に感じますので、ジラソーレなりの措置に対する意思表示としまして、
【ワインを酒屋さんから買いまくる!】という結論となりました。
シェフにワインを買いまくるための予算をいただきました。
私もシェフもワインをご提供出来ないストレスを、ワインを仕入れて発散する事に致しました。
緊急事態宣言が解除されましたら、ワインは元々売るほどありますが、
更に売るほどあると思いますのでぜひとも飲むのをお手伝いしにきてくださいませ。
では、今回もお読みいただきましてありがとうございます。
ひとまず、ワインが飲みたくなるコラム第一期はこれで最終話となります。
と、いうことは・・・何かジラソーレに今後動きがあるかもしれませんね。
また、ワインが飲みたくなるコラムを書くこともありますが、
その時はお読み頂けますと嬉しいです^^
では、また新しい発表をどうぞお楽しみに・・・
好きな方が多いようです。〜ワインが飲みたくなるコラム〜
こんにちは。
またまたまた湯浅です。
杉原シェフ〜!と、呼びたいところですが、
試作などで日々忙しくされておられます。
私は、ようやくワインリストに取り掛かってます。
コラムもまずは11日まで更新してまいります。
12日以降はどのようにしていくかもまだ考え中です。
少々お待ちくださいませ。
さて今日は、ジラソーレでボトルワインで頼まれた方が、
次来られた時にまたあのワイン飲みたいとリピート率150%くらいのワインをご紹介します。
◆ラ フェルラ テッレ シチリアーネ IGP
葡萄品種 インツォリア
カニカッティ 社
このワインは、しっかり冷やして喉が渇いた時に量を気にせず、前菜と共に大きく飲み込めるワインです。
杉原シェフが、
家にもストックして、ゆっくりじんわりではなく、光を浴びながらお昼飲みや、
夜のメイン前の1本目の白ワインとして、
飲んでるワインです。
実際にお客様も3本頼むうちの1番最初の軽めのワインとして頼まれる事も多いです。
色んなワインを飲んでおられるワインラバーも気にいる1本です。
トマトとリコッタチーズのブルスケッタに、
例えばタラッリ、アペリティーボにピッタリお家でも重宝しそうなワインです。
ごめんなさい、美味しさの証拠に売り切れてしまって写真はありません。笑
◆ランゲ シャルドネ ランジェリカ シャルドネ ロッケ デイ マンツォーニ社
イタリア以外のワインも普段飲まれてる方からも高い指示をいただくワイン。
バローロにいち早くバリックを使用した生産者様。
元々シャルドネばかり飲まれてる方、
普段南イタリアのワインを飲まれている方、
ふくよかなワインをお好みの方。
夏場は少し温度低めでも、
冬場は常温で楽しんで頂くことが多いです。
しっかりめのバターやレモンを使うアマルフィ風のお料理にも、
焼いたお魚のお料理、
牛肉や真っ赤なジビエ肉以外の白いお肉とも
楽しんでいただけます。
◆ヴィーノ ロッソ クパーノ社
ノンヴィンテージ
キアンティクラッシコでも、ブルネッロ ディ モンタルチーノでもない、
シンプルにヴィーノロッソという位置付けのワインです。
でも、侮れません。
かなりファンが多いワインです。
お料理は但馬経産牛の炭火焼きと素晴らしい相性で、他にも10種類くらい赤ワインをテイスティングしてお肉との相性を見ましたが、ピカイチでした。
さすが、ビステッカが郷土料理のトスカーナ州のワインだなと思いました。
他にも山程ありますが、
今日はこの3種のお話だけです。
では、いつもお読みいただきまして、ありがとうございます。
私が歩んだワイン道〜ワインが飲みたくなるコラム〜
私が初めて飲んだワインのお話を以前しました。
その後、私はソムリエ呼称資格認定試験の存在を知って、奮闘することになるのですが、
実は、学校に通わず2度落ちてまして・・・
3度目の正直でようやく合格いたしました。
本当に本当に日本で仕事をする私はソムリエの資格は欲しくて欲しくてたまらなかった資格でした。
日本においては、あの葡萄のバッチ=ソムリエであるという認知度は凄いなと肌で感じました。
お客様が安心して身を委ねてくださってるいる事をひしひしと感じました。
最初に受けた頃は、当時のお店で「お嬢ちゃんじゃなくてワイン分かる人を呼んでくれる?」と言われることもしばしば。
悔しくて悔しくて悔しくてたまりませんでしたが、そんなお客様は沢山色々なワインを飲んできておられる方でしたので、
お話を聞かせて頂く事で私の引き出しが増え、大変勉強にもなりました。
今は、仮にソムリエバッチをつけていない日があっても
「お姉さん、ワイン詳しいですね!ソムリエさんですか?」と聞いていただけると、あぁ、良かったなぁって思います。
お帰りの際に「お料理もワインも美味しくて、楽しかった~~!!!」は、と楽しそうな表情を見ると本当に嬉しいです。
今は色々な方がワイン勉強したいんですと、相談してくださるので
私は必ずワインの学校をおすすめしてます。
私はかなり遠回りしたので、学校はやっぱり導いてくれてるんだと感じますので、
おすすめしてます。
私をソムリエ合格に導いてくださった皆様には今も頭が上がりません。
本当にありがとうございます。
そのソムリエ資格1度目に、
『受かったら飲んで〜』と、友人から1985年のシャトー トロ○ン○○ドをプレゼントでいただいたのですが、
実にそのワインを飲めるのは5年後だったので、いつになったらこのワインを飲めるのか私は。
と、思ってそのワインを眺めてました。
流石に3度目の正直でそのワインを開けれた時は、飲めた事への感動というよりも、
やっと開けれた〜と、開放感とほっとした気持ちでした。
とはいえ、ソムリエ人生のスタートラインにようやく立てたという気持ちです。先輩方の凄さも改めて感じました。
今も、尊敬してる先輩方がいます。
背中を見て、
そう生きていけたらと思います。
イタリアワインで同じように初めてプレゼントでいただいたワインは、あえて銘柄は出しませんが、スーパータスカンでした。
私の性格上、ブランド物を追いかけ続ける性格ではないのですが、有名どころのワインを
知らないよりは知ってた方が確実に自分自身の引き出しが増えると思って色々なワインを飲みました。
とはいえ、お好きで飲んでおられるお客様(飲ムリエさん)や大先輩達の足元にも及ばない量ですが・・・
下記の言葉は、当時の私の3倍近く上のご年齢のお客様からお聞きする言葉でしたが、
◆赤玉(スイート)ポートワイン
赤玉、赤玉ってお客様との会話に出てくるのでなんだろうと思って調べた言葉です。
日本のウイスキー誕生と、日本のワイン作りの歴史、マスカットベーリーAを産み出した川上善兵衛氏もこのワインにも大きく関わってます。
今は日本ワインと国産ワインの違いも分かり、特に日本ワインを口にする機会が増えたなと思います。
今は日本ワインの歴史も新たな説も出てたり、今後も自国のワインは目が離せません。
◆5大シャトー と オーパスワン
最近は5大シャトーの存在を知らず、オレンジワインに詳しい方にごくごく稀に出会いますが、
ワインの歴史を見てると、必ず出てくるワインだなと思います。
◆バローロボーイズ
バローロも昔は甘かったなんておっしゃる造り手さんもおられますが、本当によく話題にでる言葉です。
◆スーパータスカン
タスカンが何か、トスカーナか!から、調べました。これを調べると、家系図的にわかりやすくまとめたくなりました。
(番外編:◆バリバリバリック 注:専門用語ではありません。
知らない時代の知らない言葉でした。
最近はこの様な作りは減ったとは思いますが、樽のニュアンスがしっかりしてるワインの根強いファンも多いです。)
ワインとは関係ありませんが、
◆バブル
その時代を知る方々が多いから、
私もその時代の雰囲気を知っておきたい!と思いました。
この当時は、イタリアワインの有名どころは今の輸入元さんとは別の輸入元さんがお持ちだったので、
よく営業にも来てくださったりとやっぱり人と人の繋がりなので、使う頻度は本当に多かったと思います。
私が最初に働いたお店は、
銘醸ワインという本には、必ず載ってそうなワインが全てワインリストに載っている様なお店でしたので、
本当にありがたい事にあまり飲む機会がないかもしれないワインも飲ませていただく事も度々ありました。
その後のお手伝いしたフランス料理店も同じ様な感じで本当に素晴らしい機会、人に恵まれていた環境だったと今も思い返しても感謝しかありません。
今、こうして改めて調べてみると、
イタリアワインの高額ワインと、
フランスワインの高額ワインと
ネット上で値段を見比べるだけでも桁が1つから2つ違うものも多いですね。
私が20代の頃は10万円超えてなかったワインが10万円超えてるのが当たり前かの様にもなってますね。
私より年上の私が知らない時代を生きてきておられるワインが大好きな方々は、この状況をもっと肌で感じておられるだろうなと思います。
価格もブランド性も有名かそうでないかも大切だと思いますが、
製法がなんであれ、まずはそのワインを前情報なしで飲んで美味しいかどうかが重要だと思います。
自然派かビオかそうでないかなども、前情報無しに飲んで美味しい!と、
感動するなら、そのワインは美味しいんだと思うんですけどね。
何よりも私自身が飲んで、お料理ともよく合って、愛を感じて幸せになるワインをこれからも
ご提供できればと思います。
さて、私の相棒ソムリエナイフは
4種類です。
1つはワイナリーの方々から
いただいた大切なもの。画像以外のワイナリーの方々からのものも使用してます。
2つ目は成人のお祝いでといただいたもの(ソムリエナイフの使い方がままならない20代前半から使ってるもので、
スクリューがグラグラですが、使う頻度は減りましたが、捨てません。)
3つ目はソムリエ試験に合格した際に、
おめでとうございますと自分の事の様に喜んでくださって、プレゼントしてくださったもの。
4つ目は憧れのソムリエの先輩からいただいたもの。
たくさんワインを開けていく内に、
どのタイプのワインの抜栓にどのナイフが合うかは分かって来ましたので、
今は、それぞれ使い分けながら抜栓しています。どれもいただきものだからこそ、大切に使用して
壊れずに15年も一緒に歩んでくれてるものもあります。
その時々の気持ちを思い出させてくれます。
今日は、ソムリエ資格の話から、そしてソムリエナイフのお話をしてみました。
次は、
ワイナリーには訪問出来てませんが、
お家でよく飲むワインのお話です。
いつもお読みいただきましてありがとうございます。
緊急事態宣言も延長になりそうですが、
何らかの形で営業再開になるまではちょこちょことこちらのコラムを更新させていただきます。



