芦屋のイタリア料理とイタリアワインのお店

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お酒、お料理、飲食店の存在は〝癒し〟です。~ワインが飲みたくなるコラム〜

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お酒、お料理、飲食店の存在は〝癒し〟です。~ワインが飲みたくなるコラム〜

こんにちは!

今日は随分昔にワイナリーを訪問させていただき、

その数年後にジラソーレで開催されたメーカーズディナーで再会したマルヴィラ社のお話です。

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ここは、ワインもファン多きワインである事はもちろんの事、

オーナーロベルト氏の日本愛も素晴らしいです。

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いつも通訳兼プロモーションをされてる美しきプロモーターアキさんも一緒にジラソーレへいらしてくださいました。

 

マルヴィラ社は、ピエモンテ州ロエロでワインを作ってます。

ピエモンテ州といえば、バローロ、バルバレスコがすぐに名前が出てきますが

忘れてはならないのが砂質土壌のロエロ。これからはロエロ、バローロ、バルバレスコと思い出していただければ幸いです。

このワインの輸入元パシフィック洋行様のワインカタログのお言葉をお借りしますと

バローロは“王”、バルバレスコは“女王”と称される事がありますが、同じピエモンテにある銘醸地 ロエロはきっと“ワインの王子様”。

育ちが良く、端正で高貴、血筋の良さと屈託の無さを併せ持つキャラは造り手の姿にも重なると輸入元さんのカタログに表現されてます。

このパシフィック洋行さんのワインカタログの文章が本当に素晴らしくて、ここに全文コピーペーストしたいくらいです。

ワイン好き、イタリア好きの方ぜひとも一度ごらんくださいませ。愛情を感じます。

 

マルヴィラ社は、世界遺産に指定されたほどの美しい葡萄畑です。

そんな葡萄畑のど真ん中にあるワイナリー併設の宿泊施設アグリトゥリズモに泊まりましたが、本当に素敵な場所でした。

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日本愛が強いロベルト氏の遊び心↑や

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葡萄にとって良い環境で素晴らしい条件が揃うこのロエロは、

ボトリティスシネレア菌が作用し、貴腐ワインも造ることが出来ます。

そんな葡萄の房をみせていただいたり、貴重なお話を聞かせていただきました。

 

 

 

併設のレストランも、洗練されたお料理で、こういったお料理だから、このワインが作られてるんだなと納得しました。

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このピエモンテで見て感慨深かったことは

ネッビオーロ種の名前の由来の一つネッビア霧。

それは収穫の時期に霧かがること、葡萄に白い粉の様なものが付着する時もある事からなど諸説ありますが、

朝起きて(私は大体朝は苦手ですが、イタリアに行くと何故か早起きになります)、外を散歩すると霧がかかってた風景を見た時に、

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あの勉強してきた本に書いてあったことは本当で、こういう事なんだなとじーんときました。

ネッビアはですね、霧がですねってがむしゃらに伝えてた事が目の前に存在することで、

日本に帰ってからのワインの説明をする私の言葉の重みは少し増しました。

 

 

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愉快な方で、すぐに冗談を言ってくるのですが、

ワインのお話となると真剣にお話してくれました。

 

 

 

 

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さて、時は変わって2018.2.25。

私もまだジラソーレにまだ勤めてなかった頃、

マルヴィラ社のメーカーズディナーがあるという事で久しぶりにロベルト氏にもアキさんにもお会いしたいのはもちろんのこと、

もうすでにジラソーレお料理ファンになっており、どんなペアリングでどんなお料理か楽しみでしたので参加させていただきました。

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久しぶりに会ったロベルトは変わらず陽気です。

覚えててもらえて嬉しかったです。

このときにジラソーレの常連様にご挨拶をさせていただいたりと、

まさか働く事になるとは、このときは思ってもいませんでした。

 

 

同席してくださったパシフィック洋行小林さんと、

いつもお世話になっている芦屋のワインハウスセンチュリー様にも感謝です。おかげさまで楽しいメーカーズディナーでした。

 

さて、その時のお料理とワインです。

◆牡蠣のムニエルとキャベツとお米の煮込みのサラダには 

アルネイスで造られたリヴゴーシュというスパークリングワインを。

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このワインを見ると、マルヴィラ社のアグリに宿泊して、朝ご飯の時に迎え酒でこのスパークリングワインをあけていただいた事を

思い出します。朝リブゴーシュも良かったです♪

このワイン名は、このワインが造られるロエロ地区がタナロ河の左岸にあることからこの名前がついてます。 

甘いみかんの様な香りも感じますが甘いわけではなく、バランスの良いスパークリングワインです。デイリーに楽しめる価格帯です。

最近では、アルネイスはアルネイズであるお話も出てますが、

これは人からの又聞きですので直接生産者さんとお話できてませんので、アルネイス表記のままで書きます。

 

 

 

◆ミル貝とウイキョウ、青リンゴ、クルミのサラダに合わせて、

ロエロ アルネイス 2016

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アルネイスは、昔はネッビオーロの木の間に植えられて、ネッビオーロより早く熟すため、虫除け、鳥除けの為の葡萄とされてて

ネッビオーロビアンコなんて呼ばれてた時代もあったと生産者さんから聞いた時は、

こうしてこの葡萄100パーセントでこんなにも素晴らしいワインが世に流通する様になった事が、じーんと嬉しくなりました。

 

 

 

◆マグロのとビーツのカルパッチョ ロエロロッソに捧げる赤い一皿 と

ロエロ ロッソ 2015。  

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見た目としても非常に合いますが、食べて納得。 

中島みゆきさんの曲〝糸〟の様に縦と横の糸が合わさっていくじわーと一体化する味わいでした。

もちろんこのワインはお肉料理やチーズなどども楽しんでいただけるワインです。

 

◆ブリのビステッカ トピナンブールのピュレと縮緬キャベツのガットー添え フォンドブリのソースに合わせて

ランゲ ビアンコ トレ ウーヴェ2006。

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その名のとおりシャルドネ、ソーヴィニョンブラン、アルネイスの3つの葡萄から出来てます。

ブリのまったりしたソースをこのワインがコーティングしてくれました。

熟成からくる要素と樽熟成の特徴とを併せ持ち、しっかりめのお魚料理やパスタ料理などとも合わせるワインです。

 

 

 

◆手長タコとフォアグラのグリル 思い切ったマーレ エ モンテ

こちらには、ファン多きデザートワイン、甘口のレネシウム。

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遊び心のあるエチケッタは、ロベルト氏らしいなーと思います。

お料理とも本当によく合いました!

良い条件が揃っていないと貴腐菌はつかないので産地としても素晴らしいエリアであることも感じました。

 

 

◆山ウズラとレンズ豆のリゾット 酒盗とマスカルポーネ添え

ロエロ アルネイス サリエット 2003

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アルネイスは熟成にも向くということがわかるワインです。

一見、赤ワインを合わせそうなお料理ですが、これだけ熟成による変化を遂げていると、充分合いました。

この酒盗ともよく合うことから、日本酒好きにも良いワインかもしれません。

 

 

 

 

◆最後のメインは淡路牛のランプステーキ ウイキョウのグラタン添えです。

ロエロスーペオーレ トリニタ2000と1998年を合わせました。

 

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2000年はやや暖かく、1998年は少し冷涼だったとロベルト氏は語りました。

淡路牛の焼き目のあたりは2000年、脂の甘味を感じるところは1998年がよく合いました。

若々しいお肉では無く、少しナッティーな印象のお肉でしたので、更にワインともよく合いました。

 

 

 

 

◆デザートは、ロベルト氏も大ファンになったナポリ風ババ。

こちらにマルヴィラ社のグラッパをかけたら、魅惑のデザートです。

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ラムをかけるのも好きですが、

グラッパかけるとまた違った味わいでクセになります。

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私のも食べようとするロベルト氏笑

ロベルト氏はどれも楽しんで喜んで食べておられましたが、

最後の一皿ババは特に大好きだったみたいで5回以上は最高のババ!と、

それからもFacebook上やメッセージや輸入元の営業さんを通して言ってくれてます。

 

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また、ぜひジラソーレでマルヴィラ社のワインと一緒に召し上がっていただける日が来るのはいつの日でしょう。

 

 

こんなコラム書いてたら、

ワインの造り手さんとお料理とワインの会をしたくなりました。

イタリア行きたいなー

ワイン飲みたいなー

外食したいなー

お料理とワインゆっくりレストランで楽しみたいなー

欲望ばかり出てきました。泣

 

 

 

今、私達飲食店は協力金、助成金が出てますが、酒屋さん、輸入元さん、野菜屋さん、魚屋さん、他にもお酒、食材を扱う方々はわずかにしか出ていません。

 

 

 

私がコラムを止めないのはこんな期間ですが、

少しでも街のお酒屋さん、輸入元さんにお返しがしたいという思いです。

 

 

街で小さな酒屋さん、ワインショップを見かけられましたら是非ともそちらでお家のお酒をご購入いただけますと嬉しいです。

 

 

 

お酒をお店で出せない今は私が出来る事は、

こんな事くらいしか出来ない悔しさもありますが、お酒もお料理も悪ではなく、癒しであることを声を大にしてお伝えしたいです。

お酒の飲み方が悪い人がいるというだけで、ルールを守る飲食店もたくさんあります。

ジラソーレも例にもれずお客様同士1メートルはあいてます。

「こんなに離れてるの!?」と緊急事態宣言前はびっくりされてました。

改めてお酒を取り締まるのではなく、何を取り締まらないといけないのか見極めて頂ければいいなと思います。

 

 

 

緊急事態宣言の酒類提供ストップの期間中は特に今は酒屋さんと輸入元さんの協力金、

助成金が充分ではない様に感じますので、ジラソーレなりの措置に対する意思表示としまして、

【ワインを酒屋さんから買いまくる!】という結論となりました。

 

 

 

シェフにワインを買いまくるための予算をいただきました。

 

 

私もシェフもワインをご提供出来ないストレスを、ワインを仕入れて発散する事に致しました。

 

 

 

緊急事態宣言が解除されましたら、ワインは元々売るほどありますが、

更に売るほどあると思いますのでぜひとも飲むのをお手伝いしにきてくださいませ。

 

 

 

では、今回もお読みいただきましてありがとうございます。

ひとまず、ワインが飲みたくなるコラム第一期はこれで最終話となります。

 

と、いうことは・・・何かジラソーレに今後動きがあるかもしれませんね。

また、ワインが飲みたくなるコラムを書くこともありますが、

その時はお読み頂けますと嬉しいです^^

 

 

では、また新しい発表をどうぞお楽しみに・・・

 

 

 

 

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