芦屋のイタリア料理とイタリアワインのお店

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COLUMNコラム

12月28日ランチタイム臨時休業のお知らせ!!

誠に勝手ながら、12月28日(月)のランチタイムはバル・レストラン共にお休みを頂きます。

 

また、28日(月)、29日(火)、30日(水)のバルのランチタイムは通常営業、

17時からはドルチェ・お惣菜のテイクアウトのみの営業とさせて頂きます。

 

よろしくお願い致します。

ドライフルーツたっぷりのタルト♪

みなさまこんにちは!
パティシエ藤本です!

もうあっという間に年末ですね!
年越しの準備も始めていますか?

さて、この時期ぴったりのドルチェが出来ました!!

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ドライフルーツたっぷりのタルトです!
ドライイチジクをジックリコトコト赤ワインで煮て柔らかくし、厚めのタルト生地にたっぷり敷き込み焼き上げた、ちょっとリッチなタルトです。

イタリアの家庭では特にお正月に食べる特別なドルチェというものはなく、ドライフルーツやナッツなどをひたすらぽりぽり食べるそうなのです。
そこから出来上がったこのタルトですが、お酒によく合うんです!!
日持ちもするので、赤ワインと一緒に毎日少しずつお召し上がりになるのもオススメです!

年末のドルチェのテイクアウトの商品にも入っているので、興味のある方はこちらもご注文くださーい!!
もちろん店頭販売も行っていますよ♪


クリスマスケーキもまだまだ予約受け中です!
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チョコレートのムースとキルシュ(お酒に漬けたサクランボ)のちょっぴり大人のケーキです。
まだの方はお早めに〜!

 

来年の抱負と定休日変更のお知らせ

あんだけコラム書かなかったクセに、やりだすと馬鹿みたいにします。

いやー、やっぱり調子悪かったんですね。

今年の反省はこの前のコラムでもしました。暗い話はその辺にしときましょう。

ドンマイ、僕。

 

もう一点反省してるのは、夏から最大5kg体重がリバウンドした事。

またジョギングと筋トレ始めました。予定では2月位には結果でてるはず。。

結構ストイックなほうですが、あのヤバイ人手不足中はホントに走れませんでした。

ドンマイ、僕。

 

しかし痩せるのは大変ですが、太るのは一瞬ですね。

そんな食べてないんですが、、、とこの世のぽっちゃり族のスローガンですが、僕の実体験として肥満の大敵が見えてきました。

 

1、コンビニの食べ物。   これは表示カロリー以外の何か爆弾が絶対仕掛けられています。

2、ストレス。それ以上に過度の肉体疲労。

3、上手な言い訳。

 

1,2は間違いないですね。ストレスは過食などにつながる要因かも知れませんが、直接原因ではないでしょう。しかし過度の肉体疲労は多分直接原因です。

久しぶりに座ってるのも無理って位疲れてた時期がありまして、その辺りから一気に太りました。

それでも仕事はしなくてはいけないので、勿論働きます。

すると体は更に進化します。

もっとも楽でしんどくない姿勢を探すんですね、きっと。フライパン振る回数も極限まで減ります。

ワザと減らす訳でなく、振る意味を考え無駄をそぎ落とします。

仕事の速さは今が一番最速かつ正確になりました。

失敗してやり直す体力も気力もありませんから、凄い集中力です。

体力、カロリーを消費せず働き続ける超低燃費ハイブリッドコックになった訳ですね。調理師としてはアスリート的に完成されたボディーです。

全く嬉しくありませんが。

 

スタッフが増えて、体からほのかな死臭が出ていたのもなくなると、むくみが取れました。

さあ、仕切り直し。

 

ランニングの良い所は、考え過ぎなくなることです。

常に色んなことが頭の中で渦巻いていますが、答えの出ない事ばっかりです。

思考が長くなり過ぎる。

ランニング中も色んな事が頭をよぎります。

最初に頭によぎるのがその時一番気になっている問題。

ウォーキングだとずっと考えちゃいますが、走ってるとしんどいので考えがシンプルになります。

最短の思考回路。

ハア,ハア、取りあえずこれ試してみてあかんかったらまた考えよう、ハア、ハア、、

てな感じです。

 

ずーと悩んでいましたが、中々踏み切れなかったのが定休日の変更。

タイトルにもありますが、来年から月曜定休日に戻します。

ころころ定休日を替えるのは決して良い事ではないと思います。

でも替えてみないと分からなかった事もあります。

移転前後、人生でこんなに頭を使った事ないと言う位いろいろ考えました。

 

根本はこんな店がしたい!という強い欲求ですが、子供じゃありませんし先の事まで考えます。

するとやはりリスクマネー―ジメント的な考えも生まれますし、統計学的にも検証します。

約2年間、野望達成のため、あらゆる角度からリスク回避や確率を踏まえた考え方をしていました。

これはこれで良い機会でしたし、とても勉強になりました。

 

...が、しかーし!

まったく思い通り行きませんし、僕らしくない。

そもそも突き抜けた事がしたくてこの店をはじめたのに、小さく纏まろうとしてました。

まだ自分でも答えどころか目標も立ってないのに、妙に逆算してました。そりゃ計算合いませんよね。

それに目標なんて7割達成したら大成功ですよ。

10kgやせようとして7kg、5kg痩せようとして3kgとかちゃいますか?

何kgが問題でなく、健康で自分が思う理想の肉体を手に入れる。健全な魂は健全な肉体に宿ります。

仕事も同じですね。

やはり理想の追求をしないとダメです。少なくとも僕はそう。

色んな事わりきれるタイプじゃなかった。

なら自分の直感を信じよう。

 

月曜定休は僕のバイオリズム的にも良いし、定休日に誰にも邪魔されず試作をするのに市場にも行きやすい。

それに今年好評を頂いたジラソーレオリジナルイベント、牡蛎祭りやイワシ祭りみたいなのをもう少しコンスタントに企画したい。

イベントをすると翌日ヘロヘロになるのでイベント(大体日曜日)の翌日は休みの方がいい。

こんな明確なビジョンがあるので、皆様には慣れるまでご不便をお掛けいたしますが、来年から月曜定休、よろしくお願い致します。

 

もし毎月イベントするなら...と妄想してみました。

 

1月  グラッファプロモーション(ドーナツ祭り)

2月  牡蛎祭

3月  僕の誕生日♡

4月  復活祭(イースター) 仔羊、アーティチョーク、パスティエーラの宴

5月  GWでヘロヘロかもしれないので、未定

6月  ジラソーレ周年パーティー!イワシ祭り

7月  フリット祭

8月  ビールとスプマンテとアペリティーヴォと前菜の夕べ

9月  BBQ!炭火焼き祭り

10月 ワイン祭り

11月 ?ハロウィンでもしますか?ドラーグクイーンパーティーかな。

12月 年末の暴飲暴食の会。  今年のお席も結構埋まってきました。ご興味あるかたは、お早目に!

 

2015121223411.jpg 祭りと言えばブドウの収穫祭。

2015121223431.jpg 付き物なのが豚の丸焼き 僕にとってイタリア料理のシンボルのひとつです。

 

20151212234522.png 豚の丸焼きを見ると頭によぎるのがこの映画。                   

サテリコン                                    

突き抜けていますね。カオスなんて言葉じゃ生ぬるい。        

     

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この老詩人の詩が凄い。この映画の唯一の良心かつ、美しい言葉の数々。それまでの無数のショッキング映像にこの詩をぶち込んだから名作扱いなんでしょう。

奇抜な料理がしたいとかじゃなく、料理やレストランの仕事にはまだまだ可能性があるはず。

これからも突っ走っていきます!

以上、来年の抱負という事で今年も残りわずかですが、ジラソーレを宜しくお願い致します!!!

 

あと一回くらいコラム書くかも笑

寒くなりました。

はい、久々のコラム更新です。

シェフ、最近コラム書いてないねーすら言われなくなる位、ご無沙汰しました。

書けない時は書けない!

開き直っていました。

 

移転から1年、いやもうすぐ1年半になります。

もはや戦後ではない。

戦争も知りませんし、戦後の動乱も知りませんが、今の心境はこんな感じです。

 

決して安定してきたという意味ではないです。

今回のリニューアルは、中々大変でした。

基本的にかなりワンマンな僕が、スタッフを増やし、仕事を分け与え、信頼し、チームで上を目指す。

こう書くとカッコいいし、当たり前の様ですが、逆に言うと自分自身の頑張りに対して、必ず不確定要素があります。

これは僕の性格上、なかなか受け入れられません。

昔、僕は結構ヘビースモーカーでしたが、独立を機に止めました。

今回の移転に向け、健康な体を取り戻すのと、多額の借金をするのに生命保険に良い条件で入るため20kgダイエットしました。

どちらもそれなりに大変でしたが、100%自分次第。

隣国の工作員やイスラム国の人らに拉致されて、無理やり煙草を吸わされる事も、フォアグラ用の鴨のように強制的に何かを食べさせられる事もなく、目標達成。

多少、神に感謝もしましたし、多大な達成感を得ました。

 

ジラソーレをオープンしてもう13年です。

一体何人のスタッフを雇ったのでしょうか。

最短7時間で辞めた人、2日とか3ヶ月とか半年とか、1年続かない人たちが殆どでした。

名前も覚えていません。

でも、自慢は2人オーナーシェフを輩出しました。

福岡のLUCEの大神くんと、倉敷のトラットリア はしまやの楠戸くんです。

あとオーナーシェフではありませんがジラソーレに4年くらいいた谷口くんも、先日とある小さなお店のシェフに就任しましたと報告に来てくれました。

彼らは本当に戦場で一緒に戦ってくれた。

この頃、基本的に休憩全く無しでしたからね。

今みたいに、月一回の連休もありません。

給料も今ほど出せていなかった。

でも彼らは辞めなかった。戦い続けてくれました。

ここで戦い続けた彼らは、今も自分の店で戦っています。

言い方を変えると戦う場所と理由を手に入れたのです。自由に戦えるのです。死ぬほどしんどい事もあるでしょうが。

そして、料理の勉強もしたでしょうが、戦い方を多少は学んだはず。

実際立派に戦っています。

勝たなくてもいいのです、負けなければ。相手は常に自分です。

若いうちに戦わず、逃げて回った人たち。きっと僕を狂人だと思ってるかも知れない。若いうちは誰かの、何かのせいにして逃げれます。

35歳にもなるともう逃げれないですよ。

言い訳も見苦しいだけ。

履歴書のキャリアと実際のスキルも合わなくなります。

最終的にどこで働いてたかなんて雇う側はどうだっていいんです。

あなたがどんな人か、信用するに値するか、そして実際何が出来るか。

それだけです。

 

こんな偉そうな事を書きましたが、実は移転前から最近まで、少しずるい事をしていました。

今の店は構造上、スタッフは僕を入れて6人居ないとエライ目に合います。

スキル云々の前に物理的に6人居ないと戦いにならない。これは経験上分かっていました。瞬間的に5人は何とかなるけど、4人は絶対無理。即、沈没。

サッカーなんかのレッドカードと一緒です。

勝負にならないというか、負けて当たり前な空気になります。

それが本当に怖かった。

定職率の悪さには定評がありましたからね。

取りあえずの頭数は揃ってスタートしたけど、だれかケツ割ったらどうしよう。ずーっとビビッてました。

だからスタッフが辞めない努力、工夫を凄くしました。

まず、あまり怒らなくなりました。

ぐっと我慢。

で、それぞれの長所を生かす工夫をし、苦手な事は無理にさせなくなりました。

褒めて伸ばすように心がけました。

何らかの活躍が出来るよう、考えました。最終的には、活躍してる錯覚をさせていました。

お蔭で1年以上退職者ゼロ。珍しい事です。

 

その結果どうなったか。

僕から笑顔が消えた。

仕事中歌わなくなった。

最も辞めそうな、もっとも僕が気を使った一部の人間が、消費者になった。

スタッフじゃなくなるのです。受け身になる。僕に何をしてもらえるか、この店は自分に何を与えてくれるか、どれだけ楽しいか。

まるで働きながらディズニーランドにでもいるような感じ。

 

参りました。

正直、今までの火事や借り入れの難航より効きました。

思い直したキッカケは芥川賞を受賞した羽田圭介さんのスクラップ アンド ビルドでした。

読まれた方も多いと思いますが、老人介護がテーマのお話しで、主人公の無職(求職中)の青年が、同居している死にたい、が口癖のまだそこそこ元気なおじいちゃんの、青年の母が与えるリハビリ的な家事や身の回りの世話を陰で全部やってしまい、表面的には親切でしているのですが、本心は早く弱らせて完全寝たきりにさせるというお話です。初めて知りましたが、完全寝たきりの介護は重労働だけどある意味楽なんだそうです。そういわれれば、確かにそうかも知れません。人間の尊厳と日々のルーティンな仕事は不仲です。

これを読んで、あ、僕同じ事してると思いました。

猛烈に反省しました。

そして、彼らの為に言った方が良い事は言うようしました。

そして予想通りの結果になりました。

恐れていた4人体制。

既に心身共に摩耗しきってからのこの試練は大変でした。

でも結果良かった。

逆に考えると3人残った。

去った彼らが少数派です。

残った今のスタッフが馬鹿なのでしょうか。

答えは必ず5年後、10年後に出ます。

少し前から6人体制に戻り、伸びしろのある真面目な青年が2人入り店の空気も凄く良くなりました。

時々鼻歌を歌うようになりました。

コラムを書けるようになりました。

もっと楽しく、皆が笑えるような内容ばっかり書けたら良いけど、コラムの再スタートにどうしてもこの事は書いておきたかった。

自分が思っている以上に、このコラムを沢山の方が色んな思いで読んで下さってるようです。

次回、必ず楽しい内容にしますが、今回の内容はこれはこれで、同じように悩んでる会ったことも無い方の励みになるかも知れない。

そう思って赤裸々に書きました。

手前味噌ですが、最近我ながら良い事言いました。

最近入った若いスタッフにサラダの練習をさせています。まずは賄から。

そして営業中も必ず僕がチェックしながら、そっちゅうやり直しになりながらも徹底的にサラダばっかり作らせます。

塩が多い、少ない、酢が多い、少ない、混ぜすぎ、混ぜなさすぎ...

当の本人はなんで??どこがあかんの?と思ってると思います。

だって本人は味見して大丈夫やと思ってしてる訳ですから。

反省してますが、少し前は70点くらいも大目に見てたかも知れません。

今は、入店何か月だろうが、何年だろうが、僕がお金を払って食べたいかどうかの線引きです。

首をかしげる一生懸命な青年に言いました。

 

お前が今できる、一番の俺への復讐は、お客さんに「今日はサラダが一番美味しかった]って言ってもらう事や。

それが一番全員幸せやと思わんか?

 

僕が毎日、全品、全力で作る料理の横でキラッと光るサラダを作る。

簡単ではないでしょうが不可能ではありません。

それが料理の素晴らしい所なんです。

それには勿論、味付けだけでなく、サラダの洗い方、ちぎり方、春夏秋冬での味覚の変化、畑の変化、、全部理解して取り組まないといけません。

でもそれが料理だと思います。

 

相変わらず遠回りしてますが、また一段登ったと胸を張れます。

僕は僕で戦ってますよ。

最近の料理です。

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ウサギの新作です。夏の終わりから秋口にかけて作っていました。

かなりの好評でした。

結構大変な料理。

まず、ゼラチンの多い前足、頭、後ろ足の先っちょとガラを赤ワイン煮込みにします。

その煮汁はソースに、煮込みの肉はほぐして詰め物にします。

レバー、心臓、腎臓は玉ねぎとソテーしてレバーペーストにします。

パサリ易いモモ肉は豚の背脂と一緒にミンチにし、少し合挽きミンチも加えポルペットーネ(ミートローフ)の生地にします。

背肉、腰肉をつなげて1枚物に開いたウサギに、レバーペースト、赤ワイン煮込み、ポルペットーネの生地重ねて詰め物をします。

 

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それからポーションカットしたものを網脂で包んで焼きます。夏の終わりはトウモロコシを散らして、秋口はヨーロッパ産の大ぶりなマッシュルームを添えて。

こういったジビエ以外の肉や魚も一匹丸ごと食べた気がする料理が多いです。

素材ごとの出汁、素材ごとの付け合せ。なんにでも使える出汁は当店にはありません。

 

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こちらも同じノリです。

まず、アワビとヘーゼルナッツのスパゲッティ。

生の殻付きのアワビをダッチオーブンで残酷焼きにし、柔らかく蒸し焼きにします。鍋底のジュとアワビの殻とクチバシを煮出して出汁を取ります。柔らかいアワビ、叩いたアワビの肝、アワビの出汁、滑らかなヘーゼルナッツのペーストでささっと和えたスパゲッティ。シンプルで複雑。調和の中の不協和音。

お次は大羽イワシとナスのビステッカ

大きなイワシは焼くと赤ワインが良い。

あくまでも香ばしさとトロける滑らかさを共存させて。

添えてるナスもビステッカ。

表面は香ばしく、中は艶やかに。

鰯の頭とワタで作った(フォンドボー)

イワシ丸ごと炭火焼よりイワシらしい料理。そこを目指します。

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今年の夏の新作、明石のタコとパクチーとヘーゼルナッツのサラダ

新作と威張りましたが、パクリです。大阪の羽曳野にある海鮮中華の名店、季し菜さんでタコとパクチーのラブストーリーを見てしまいました。

自称タコオタク、タコとイカに関しては天狗になってましたが鼻を折られました。

お見事!!!!

早速パクリました。

ナイスパクリ!

岸菜さんにも食べて貰いたい、怖いけど。

 

サワラのタリアータ イチジクとクルミのサラダ添え ゴルゴンゾーラのソース

続いて最高に美味しい秋のサワラ。瀬戸内の宝です。生で食えます!

皮目だけ超強火で焼いてタリアータとします。

これにアマルフィー名産、イワシの魚醤をぶっかけます~

油脂は使いません。サワラの究極にエレガントかつ爆発的な脂で食べて欲しいから。

何を血迷ったか、温かいゴルゴンゾーラのソース。

下にひいたイチジクとクルミ、ルーコラ、鰆、ゴルゴンゾーラを一緒に召し上がって頂くと地球の味がします。

戦争してる場合じゃないです。この星はこんなに豊か。争わなくても工夫して分け合えばこんな口福がまだまだあるはず。

 

明石の天然真鯛の炭火焼き 蕪入りアクアパッツァのソース

そして明石の天然真鯛。

やっぱり1キロ超えると違いますね。白身の王者らしく口の中で静かに暴れます。

鯛のフィレはミディアムレアに炭で焼きます。

大きな頭と、これにもお金払ってんねんなというしっかりした中骨を、さも身が付いているかの様にアクアパッツァにします。はい、煮汁は完璧なアクアパッツァ。これの汁だけソースにします。

何度かコラムで書いてきましたが、基本的に僕は日本の魚でアクアパッツァはしません。身質が良すぎて煮汁が馴染まない。

強いて言えば、アコウ、金目、石鯛、メバルはアクアパッツァ向きと思いますが、真鯛とか正直ダメだと思います。

誤解を恐れず言えば、真鯛は生が一番美味しいと思います。

でもこの秋の紅葉鯛と呼ばれる鯛を炭火で優しくパリッと焼くと、これまた唯一無二。ほんのりエビの香りがします。エビを食べまくってるんですね。もしかするとエビアレルギーのかたはダメかも?

このジャストに焼いた鯛に鯛から取ったアクアパッツァの汁で食べて貰う。そのままじゃシャバシャバ過ぎるので、蕪をすったの投入。

良い濃度。

和食っぽいて何人か仰ったけど、まあ食べてみて下さい。

昔ルーコラが日本に入ってきたころ、よくゴマの味がしますなんて言ってましたが、今はそんなこと誰も言わないです。

それは皆ルーコラの味を理解して、ゴマとは違う事が分かったから。

ルーコラの味をルーコラの味として捉えるのに、生ハムとロースハムが違うことを理解するのに多少時間は掛かりました。

日本の兵庫県の南部で本気でイタリア料理を作るという命題ででた一つの答えです。

レシピありきの料理より、素材ありきの料理が正しいと信じています。

 

少し吹っ切れた様です。

これからもよろしくお願い致します。

杉原

 

 

ジャ~ン!テイクアウトのご案内です!!!あと茹でタコ屋始めます!!!

やーっと出来上がってきました。テイクアウトメニュー!

少し前から店内でのご案内を始めていましたが、HPでもテイクアウトメニューがご覧いただけるようになりました。

 

ROSTICCERIA(総菜屋)を併設するにあたって、テイクアウトの需要は初めての経験なので全く読めませんでした。

結論から言うと今でも未知数なのですが、そもそもこのバールのテーマが最もスローなファストフードなので、基本作り置きをしていません。

ですのでテイクアウトの商品もお客様がお越しになってからご注文を受けて、出来立てをお出しする。

出来たものを並べるのに抵抗があるんです。

だからお待たせしちゃう。

でもテイクアウトのお客さまってお待たせしたらあかんって、すぐ学習しました。

だからテイクアウトのを優先して作る事が多いのですが、そうするとイートインの方をお待たせする。

 

そこはちょっと頭を柔軟にして、既にパックになったのを並べて売ったら?とアドバイスされましたが、例えばナスのパルミジャーナ(当店のバールの惣菜の看板料理。揚げたナスとトマトソースとモッツァレラを重ねてオーブンで焼いたもの)も、1人前の小さなポーションにカットしてから長時間形を保たせるには、ある程度味を犠牲にしないといけないんです。

勿論形が崩れたのお渡しするのも嫌やし。

で、思いついたのが電話注文です。

あ、ジラソーレでワインのアテ買って帰ろう、と思ったらスマホでちょろっとメニュー見て下さい。

お越しになる15分、20分、調理にあてれます。

殆どお待たせしなくなると思います。

ご自宅が徒歩5分とかのお客様、何分後にできますとお伝えしますので、コタツでゆっくりしてからお越しください。

本格的なパーティープランやバースデープランもご用意してます。

詳しくはトップページのテイクアウトをクリックしてくださいませ~!

 

メニュー以外にも、ご自宅でのホームパーティーやワイン会のお手伝いもさせて頂いております。

パスタソースもありますよ!

ケータリングはしておりませんが、器やお皿をご持参頂ければ、そこに盛り付けもさせて頂きます。

 

新しい試みなので、システムとして完成されていないかも知れませんが、逆に阪神間、特に芦屋にお住まいの方は、なんでもお気軽にお問合せ下さい。

当日に沢山のご注文はしばらくご対応しきれないかもしれませんが、まずはお電話1本下さいませ。

皆様のご要望をお聞きしながら使い勝手の良いサーヴィスに変えて参ります。

 

あと、更に僕が力入れて行きたいのが買い食い文化。

ナポリは買い食いストリートフード文化が凄い。

ピッツァ、コロッケ、ジェラートなんかは勿論、茹でタコ、トリッパなんかの屋台まであります。

 

あ、そうや!うちも明日から茹でタコ屋しよ。こんな寒い日は O'BROR'E'PURPO(タコのスープ)

茹でたてのタコとアツアツのタコのスープ、コショウとレモンがピリッと効きます。

駅から家までの途中、温まりにお越しくださいませ~

 

コンビニでおでんより、茹でタコ屋ジラソーレです。

バールでお買い求め頂けます。イートインでもテイクアウトでも。

 

この後は、ナポリの茹でタコ屋の写真と、ジラソーレの茹でタコ写真集でお楽しみ下さい♡

 

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現在、茹でタコ屋も減ってきたそうです。最近のお店はこんなん。夜のイメージが強いですが、こちらはお昼から頑張っております。

 

 

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昔からある職業なんですね。横のドーナツみたいなのはフリセッレという固いパンです。

 

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松田優作も役者として売れる前は、茹でタコ屋でバイトしていたそうです。

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これは上手に茹でてますね。

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このカップからチョロンと出したくなりまね。でもこんなん見たら。。。

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伝説の海に帰ったチャンピオン思い出します。

 

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こっからジラソーレプレゼンツ!

 

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茹でるコツは、チャー

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シュー

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メーン!!!と入れます。若い子知らないか?

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沢山茹でる方が美味しいスープになります。

 

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灰汁も取って綺麗なスープになりますように。

 

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こう見ると結構フォトジェニックやなー

 

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最近デジカメ買いましてん

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って遊んでたら茹で上がりました。綺麗ですね♡

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レストランの方でお出ししてる超人気メニュー。タラの白子を卵で包んで焼いて、このタコのスープで召し上がって頂きます。

これもね、創作料理ですかってきかれますけど、勿論創意工夫の詰まった料理だと思いますが、このムッチャ美味しいタコのスープありきなんです。

ナポリそのままも、その先の僕の料理も一軒の店でお出しできるのは、今のお店ならでは。是非どちらもお試しくださーい!

 

杉原

 

 

 

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