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スパークリングワイン色々~ワインが飲みたくなるコラム~

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スパークリングワイン色々~ワインが飲みたくなるコラム~

注:タイトル変更しました

前回のコラムでは初めて口にした白ワインのお話をしましたが、

今日はその後に知ったスパークリングワインのお話です。

 

 

私が最初に知ったスパークリングワインは、

ロンバルディア州のフランチャコルタ、ヴェネト州のプロセッコ、

ピエモンテ州アスティスプマンテ、そしてフランス シャンパーニュ。

やはり当時は単語でしか覚えてません。

 

 

 

ちなみに現在、ジラソーレでは定番のスパークリングワインは、

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カンパーニア州アヴェッリーノ県フェウディ ディ サングレゴリオ社のドゥブルです。

シャンパーニュがお好きな方なら知らない方はいないのは?

という程有名な造り手ジャックセロスとコラボし実現したワインです。

変わらず、ご好評いただいております。

こちらのワイナリーにも訪問させていただいた事もありますので、また追ってのコラムでアップ予定です。

 

 

 

 

 

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初めて飲んだフランチャコルタはカ デル ボスコ社のもの。

独自に開発したベリースパ と呼ばれるシステムにより葡萄をプレス前に洗浄。

醸造所内では果汁にストレスを与えないようポンプは使用せず、自重力のみで液体を移動させ、果汁を一切空気にふれさせることなく

造られているようです。

同社が手がける羊の皮をかぶった狼のラベルが印象的な赤ワインは、

私もよくお客様にご提供してきました。

今、ジラソーレには大きな会社カデルボスコ社のものも、

 

 

 

 

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家族経営の造り手さん、主自ら畑に足を運び、納得いったワインだけを世に出している

サンクリストーフォロ社のブリュットや一人娘の名前がワイン名になったチェレステなど、

フランチャコルタだけでも10種類以上はワインリストに載せております。

普段は南イタリアのスパークリングワインを飲まれる方もよければ、

ジラソーレでもフランチャコルタをお試しくださいね。

実際にジラソーレで、南イタリアと北イタリアを二刀流でボトルで注文して、

飲み比べ!なんて強者もおられた事はここだけの秘密。

しかもペアリングも注文してます。

いいですね!

 

 

そして、二つ目ジラソーレには今はありませんが、親しみやすいプロセッコ。

私が初めて飲んだプロセッコはカルペネ マルヴォルティ社です。

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この造り手さんはシャンパーニュを紹介され、イタリアでもこの様なワインが出来るはずだ!と、

いち早く取り組みシャルマ方式のワインを作り上げた造り手さんです。今も昔もよく見かけます。

 

 

プロセッコもプロセッコだけが正式名称ではなく コネリアーノ ヴァルドッビアーデネ プロセッコ スーペリオーレ。

呼称名のお話は、話し出すと長くなりますので、一旦ここまでにします。

 

プロセッコにおいては途中で葡萄品種名がプロセッコ種からグレーラ種に変わりました。

この動きは、プロセッコと名がつけば売れる時期に伝統的に当時のプロセッコ種でワインを作ってる

イタリア ヴェネト州のプロセッコ生産者さん達が、粗野な造りのワインと違う、

本当のプロセッコである事を証明する為に葡萄品種名が変わりました。

 

この出来事で、プロセッコという名はヴェネト州のこのエリアでしか名乗れませんので、

そうして伝統は守られた、という何ともイタリアらしい方法だなと思いました。

 

 

 

そして、3つ目ワイン飲んだ事がない方には入り口のアスティスプマンテ。

当時飲んだワイナリーはヴァッレベルボ社。こちらも日本では取扱は無さそうです。

 

 

アスティスプマンテは(超辛口から甘口までありますが今回は甘口のお話です。)

モスカートダスティとごっちゃになってたり、

頭がごちゃごちゃで整うのは随分後でした。

 

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イタリアのワイン生産者さんと話してた時に日本の方は、

甘いワインをデザートとじゃなく乾杯で飲むんだね、

びっくりしたよ。ミルフィーユやザバイオーネ、パネットーネと合わしても美味しいワインだよ。と言ってた事も思い出します。

たしかにデザートワインとして非常に人を笑顔にするワインでした。

 

 

とはいえ

でも、まずはワインを飲まず嫌いの方にもぜひ飲んで知ってもらいたいという思いが強かったので、

 

 

当時は、辛口のスパークリングワインか

あんまり飲めない方にはアスティスプマンテをご提供してました。

カシスオレンジだけでお食事が終わるなら、甘口でもワインを飲んでもらいたい!という思いからです。

 

 

この方法は成功で、

甘口のワインを飲まれてワインの美味しさに開眼された方は、

その後何度かご来店された結果、

甘くないワインをサラッと注文してくださるようになる可能性が100%に近かったと思います。

 

 

 

諦めない!は、大事な事だなと思いました。

 

 

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そのほかにも各地でたくさんのスパークリングワインがイタリアの土着品種で造られてます。

今回は割愛させて頂きますが、

プロセッコ、フランチャコルタはたくさん飲んで来たというお方は、

イタリアの土着品種で造られているスパークリングワインを探されたりしても楽しいかもしれません。

 

 

 

そして、フランスのシャンパーニュ。フランスのスパークリングワインの

代名詞的存在でしょうか。

よく『シャンパーニュください』と言われました。

シャンパーニュを飲んだ事がないのに、シャンパーニュに似た味わいのある?と言われた時に

ご提案出来ないと感じて、しっかり片っ端からテイスティングや、飲む機会が有れば飲ましていただきました。

普段はこの国の〇〇を飲んでるけど、イタリアのワインでそれに近い味わいのをください、

とオーダーされる事もどちらかと言えば多いので、

色々な国のワインを飲んで今の味わいをアップデートしていかなくちゃいけないなと思います。

こちらもワインやワイナリー紹介はシャンパーニュは割愛しておりますが、

機会には恵まれて少しお手伝いしたフランス料理店でも色々と経験させてもらえた事は、財産です。

 

 

では、今回も最後までお読み頂きましてありがとうございます。

 

 

さて!

次回はのコラムは

初めてのイタリア、初めてのワイナリー。

〝湯浅イタリアの空気を吸う〟です。

 

 

 

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