ランチのデザートが選べるようになりました〜!
ランチのデザートが選べるようになりました〜!
もう10月〜!?つい二週間前まで今年の夏暑すぎ〜!とか
一ヶ月前はお花見したいなあ〜!!やら言っていた気がするんですが、、、歳をとるにつれ時間の経つスピードがグングン速くなっている気がします。
あ、みなさまこんにちは!藤本です!
私がジラソーレに来て、イタリア菓子のパティシエとして働くようになってから約4年。
それまでは地元、滋賀県の田舎でまあ関西の中では名の知れている、とあるフランス菓子屋で働いていた私。
イタリア菓子がどんなお菓子かは、イタリア旅行に行った時にもうイヤって言うほど食べ歩きしたので知ってはいるけど、実際に作った事はない。
フランス菓子にはバターたくさん、オーブンでじ〜っくり焼くお菓子が多いです。
南イタリアはバターの代わりにラードを使うお菓子が多い。え、ラードですか。ラードってすき焼きの初めのホットプレートに使うくらいしか触ったことないんですけど、、、
しかも、それ、揚げ油に使っちゃうんですか。
揚げ菓子ってそんなに種類あるんですか?一回も揚げ菓子作ったことないですけど、私、大丈夫デスカネ?
てな感じで、当初はフランス菓子とイタリア菓子・ナポリ菓子の違いに戸惑いまくってました。
これ、シェフ杉原から教えてもらい初めて作ったパスティエーラ。と23?4?の私。
恥ずかしい。。。
若いですね、いろんなところからフレッシュな感じ溢れていませんか?笑
ジラソーレがここに移転する前に新店舗のパティシエとして呼ばれたわけですが、
イタリア菓子を作りだして約半年で移転、新店舗オープン。当時の私は新しい職場環境・仕事の流れにも少し慣れたかなと言うくらいで、まだまだジラソーレのパティシエです!なんて胸を張ってと言うには早いんじゃないかな、私では力不足ではないかなと自信が持てないなか、お菓子を仕込んでいたのを覚えています。
イタリア菓子ってフランス菓子と比べるとまだまだ日本内の知名度は低いです。
フランス菓子屋って至るところにあるけど(まあ厳密に言うとフランス菓子とはまた違う、日本の洋菓子屋もたくさんありますよね)
イタリア菓子屋!!って探してもあんまりないんです。
しかも美味しい!ってなると尚更。
なんでこんなに魅力的なのになかなか広まらないんだろうと考えると、まあ販売している店舗が少ないうえに、イタリア菓子ってとっても地味だから。
だから興味はあってもわざわざ買って食べてみる機会が少ない。
イタリア菓子を良く言うと「茶色の美学」と表現されます。が、より郷土感やそのお菓子が持つ魅力を引き出すことを一番に考えると、どうしても華やかさに欠ける。。(ここはフランスの郷土菓子も一緒ですかね?)
やっぱり見た目の華やかさって大事です。食べたことのないものに対してだと特にそうじゃないかと思います。
例えば上に色とりどりのフルーツが乗ったショートケーキと、中にふんだんにフルーツを挟んでいるけど上には何も乗ってないショートケーキ。
使用している物・量がどちらも同じ、若しくは上に何ものっていない方がたくさんフルーツが入っていたとしてもぱっと見、ケーキの上にフルーツがたくさんデコレーションされている方が美味しそうに見えませんか?
ジラソーレのショーケースに並んでいるケーキ、ほとんどデコレーションをしていません。
なぜかと言うと、このお菓子達はこの状態で食べてもらうのが一番だからです。
パスティエーラにイチゴとフランボワーズを乗せて、綺麗なミントをのせてみましょう、うわ〜綺麗!美味しそう!となるかもしれませんがパスティエーラというお菓子にはフルーツをのせても合いません。
せっかくのオレンジフラワーウォーターのエキゾチックで甘い香りが隠れてしまいます。
他のお菓子ももうちょっと"ウケる"ようにしようかと話し合った時もあります。
ティラミスに可愛くフランボワーズをのせるか、
フルーツ盛り盛りのフレッシュなタルトを新しく考えるか。
ショーケースの見栄えは良くなるかもしれませんが、何回話し合っても、それはジラソーレが食べてもらいたいお菓子ではない、どこのケーキ屋にもあるものはそこで買えばいい。と言う結論になりました。
そんなことを考えながらあーやったりこーやったり色々変えながら戻しながら、約4年間やって来て最近、「ジラソーレさん、料理も美味しいけどお菓子がすっごく美味しいね。」
と言ってもらう回数が増えました。
「正直言うとこのお菓子前に食べた時よりも美味しくなってるわ!上手になったわねぇ」と昔からジラソーレを知っている常連のお客様から言っていただきました。
「ここのババ食べたら他のところの食べられへん。イタリアで食べるより美味しい。」月に必ず一回レストランに来てくださるお客様から言っていただきました。もちろん毎回ドルチェはババをお選びいただきます。
季節によって若干配合は変えているものの、基本的には一番初めにシェフから教えてもらったレシピそのまま。
材料・分量は何も変えていないのに味が変わってきた。さすがに何百回か作るとだんだんお菓子の気持ち(ふわ〜っとした表現ですみません)がわかるようになってきた気がします。
ここまで来たら
もっと色んな人にジラソーレのお菓子を知ってもらいたい!
今ならもっとイタリア菓子の魅力を伝えられる!
じゃあこうしてみよう!
と言うことでマンマの手料理ランチ(¥2900)
ジラソーレランチ(¥3900)のドルチェはショーケースのケーキお一人様お一つずつ、どれでもお好きなケーキ選んでいただけるようになりました!
好きなのお選びいただいていいんです!!ワクワクしませんか!?
ケーキはお腹いっぱいやわ〜って方にはジェラートの盛り合わせも用意してますこれも数種類の内から2つお好きな味お選びください!
ハイ!そうなんです!
もしお二人でいらっしゃった場合、一つはケーキ、もう一つはジェラートで仲良くシェアすることも出来るんです!
メインまで食べ終わったらショーケースまで見に来ていただいて、みんなでわーきゃー言いながら気になってたけど食べたことなかったあのケーキ、このケーキ選んで食べて見てください!
もし、思っていたより〜こんな味やと思ってたけど〜なんて感想があったら是非是非スタッフや、私、藤本まで伝えていただけると嬉しいです。私、実は恥ずかしがり屋でなかなかどうやったかとか聞きに行けないんですよ~
見方によっては上に何ものってない真っ白なショートケーキって、とってもオシャレに見えませんか?
ジラソーレのこの一見地味〜なナポリ菓子たちも、いつかこの感じが他のケーキにはない魅力だよね〜とか、この敢えてな感じがオシャレだよね〜なんて言われることを夢見て?、今日もせっせと仕込みま~す。