芦屋のイタリア料理とイタリアワインのお店

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sciue' sciue' (シュエシュエ)とは...ジラソーレのバールの愛称です。

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sciue' sciue' (シュエシュエ)とは...ジラソーレのバールの愛称です。

少しご無沙汰致しました。
皆様ご機嫌いかがですか?

やっと新店舗にも慣れてきて、現実感のない日々から脱出しました。
もう少しで日常を取り戻します。

人生の豊かさとは、
知りたい事を知る。
行きたい所に行く。
会いたい人に会う。
、、、だと教えられました。
その通りだと思います。

長年の野望だった形の店をオープンしましたが、まだ楽しむ余裕はありません。
この店が人生の目的になったらダメだと思っています。


この店がこれから僕が持つかもしれない、10個か20個か100個か分かりませんが、それらの夢や目標を叶えるツールにならなければと思っています。

海賊にとっての海賊船ですね。ワンピース風に言いますと。


この店なら,今までより遠くに行けると思います。

実際、新しいお店の何が変わったのかといいますと、基本何も変わっておりません。


オステリア オ ジラソーレのコンセプトは今までもこれからも変わりません。

変わったのでなく、前の店にロスティッチェリア(惣菜屋)、パスッティチェリア(お菓子屋)、バール(喫茶店)が合体しました。


イタリアには、この3つの複合店は結構あります。
勿論、個別のこじんまりした店もありますし、複合店の場合は大型店の事が多いです。
当店みたいに、こじんまりした複合店はあまり無いかも知れません。

僕は、こじんまりした個人店が好きです。


狭いとか、料理が出るのに時間が掛かるとか、小さい店は必ず何らかのハンデを抱えています。
でも、それに有り余る魅力もあります。
そしてその欠点と魅力は表裏一体の事の方が多いというのも事実。
あまり欠点を気にすると、良い部分も薄まります。
ゴッホに心身ともに健全であれ、みたいなもんです。
僕がどれだけイカレテルか分かりませんが、食材のメッセージや季節の移り変わりを出来るだけ繊細に受け止めて、大胆に表現したいと思います。
それがオステリア オ ジラソーレのレストランの部分のテーマだと思っています。
お気づきの様に、僕のエゴなんかも満載です。

勿体ぶりましたが、新たに合体した部分の事をお話しします。

昨今?バルブームです。


そのブームに乗っかった訳では勿論ありません。
しかし、あまりのバル、又はバール人気の為、当店の新兵器も便宜上バールと呼んでいます。

バルとバールの違い、ご存知ですか?


バル、バール共にBARと書きます。
バルはスペインの物でバールはイタリアの物です。
まあ、似てるっちゃ似てますが、大きく違う点があります。
それは食事が出来るかどうか。
意外かもしれませんが、イタリアのバールは大して食べるもの置いていない事が多々あります。
ズバリ、日本でいう喫茶店です。
食べるものあったらあったですが、無くても別に文句言われません。

反対にスペインのバルは、食事ができます。


つまり今、日本で流行っているのはバールでなくバルです。
日本にもほんの数件、飲み物中心で営業なさっているイタリアバールがありますが、少数派ですね。

イタリアではロスティッチェリアやガストロノミアと呼ばれる店がバルに近いです。

当店の場合、あの少しのスペースに3つの店を無理やり詰め込みました。


何故なら、どの時間でもお茶だけの利用も出来る。
どの時間でも何かしら食べれる。
三時のおやつが甘い物派と辛い物派で意見が分かれても大丈夫。
子ども連れでも大丈夫。
子どもだけでドーナツ買いに来ても大丈夫。
高校生が、背伸びして彼女連れてきても大丈夫。
反社会勢力か中小企業の社長か区別付きにくい感じの方が、テラスでスイーツ食べてても大丈夫。
ちょっとアル中ぽいお色気ムンムンのマダムが、昼から飲んだくれても大丈夫。
イタリアかぶれがワクワクしに来ても大丈夫。
イタリアに全く興味なくても、トイレ借りるついでにエスプレッソ飲んでくれたら大丈夫。(イタリアで街中でトイレに行きたくなったらBARに入り、caffe'を飲み、トイレを借ります。)

こんな店がしたかった。

ちょっとケンカしちゃってる感じで入ってきたカップルも、またここに来ようねって、いつの間にか仲直りしてるような、
またケンカしちゃったよーって時、当店のケーキを彼女に買って行って仲直りするパターンとか、


もしくは、彼女、奥さん以外の女性に、ちょっとしたプレゼントとして使って頂いて、ケンカの原因になったりとか、
当店のグラッファ(揚げドーナツ)で育った子供が、大人になり、東京や地方で暮らすようになった後、新しい家族やお子さんを連れて来て当店のグラッファ(揚げドーナツ)を食べさすとか、

そんな店になりたい。

こんな僕のロマンチックな思いが詰めっていますが、ショーケースにはお惣菜、スイーツが詰まっています。

朝、11:00から開いております。


遅めの朝食にグラッファとカプチーノどうですか?
甘いのがお嫌いなら、揚げピッツァやフリッタティーナ(詰め物したパスタのフリット)、ナポリのパニーノなんかもあります。

飲む方も、飲まない方もテンションあがるワンプレートランチもございます。

3時のおやつにイタリア菓子や、またもやドーナツ、揚げピッツァ。

夜は軽めのディナーも、しっかりした食事も出来ますし、ワインバーとしてもお使い頂けます。


最近は2軒目使いの方も増えてきました。
うん、うん。良い感じ。

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まず、お店に入ってすぐ、パスティッチェリア(お菓子)コーナーです。

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パスティエーラや

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ババ

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ズッペッタ

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カンノーロ
なんかの、超伝統的ナポリ菓子や

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こんな、ソレント風モンブラン、モンテファイートや栗のパンナコッタ

永遠のアイドル
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ティラミスなんかも、真面目に、本気で作っています。


向かって左側には惣菜がズラッと並びます。
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そして最近買ったお気に入りのキャビネットには、揚げドーナツ、揚げピザ、フリッタティーナ(詰め物をしたナポリのパスタのフリット)。自家製のパンも販売しております。
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夜には、炭火焼きメニューも並びます。
ビステッカも焼まっせー!
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こんな感じのお店です。
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sciue' sciue'はこのバールコーナーの愛称です。
ナポリ方言で、関西弁でいうところのチャチャッとかな?
ちなみにシュエシュエの看板はありますが、ジラソーレのはまだありません。
看板代が最後、足りませんでした笑。

こういう商品のレベルが高いのが、文化的だと自負しております。(看板が無い事を気にしないのも)

気軽に楽しく、でも海外に行く感じで楽しんでください。

僕にとっても新しい試みです。
皆様と一緒に、店づくりしていけたらなーと思っております。

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