移転しました!!!!!!!!!
移転しました!!!!!!!!!
皆様、大変ご無沙汰しております。
何とか新店舗に移転し、HPも新たにリニューアル致しました。
まず、皆様にお願いがあります。
以前のHPでメールマガジンをご登録頂いていた方も沢山いらっしゃったと思いますが、
システムの都合上皆様にご登録頂いていたメールアドレスを新しいHPに移行する事が出来ませんでした。
大変お手数ですが、今一度メールマガジンのご登録をして頂ければ幸いです。
さて、何から話しましょうか。
車の運転をなさる方、沢山いらっしゃると思いますが、アクセルをベタ踏みした事ある方は案外少ないのではないでしょうか。
普通に運転するのにアクセルを踏みきる必要はまずありませんからね。
毎日全力のつもりでしたが、綺麗ごとでした。
多分、生まれて初めてアクセルを踏みきりました。
常に鼻の奥の方で鉄っぽい香りがしてました。
武者震いか恐怖か分かりませんが、気を抜くとブルブル震えました。
アドレナリンが出まくっているときは、考えてはいけません。
ひたすら動く。
闘争、または逃走の為のホルモン。
打撃の神様、川上哲治は全盛期、ボールが止まって見えたと言っていたそうですが、生意気ながら僕も同じような経験をします。
集中力が一線を越えると周りがスローに感じます。
振っている塩の粒が見えたり、爆ぜた油が飛んでくるのが見えたり、丁度映画、マトリックスみたいです。
ここまで集中して研ぎ澄まされた感覚になるのは年に数日ですが、移転後しばらくはずーとスイッチが入りっぱなしでした。
一種の火事場の馬鹿力なんでしょうね。
その時は良いのですが、覚めた時がキツイです。
いわゆる、スランプに陥ります。
スーパーマリオがスターで無敵状態になってたのが、時間切れで普通の状態になっただけなのに、非常に自分がイケてない気がします。
スランプ中は、ホームページのコラムもfbもアップできません。
でも最近はこのスランプも、自分の伸びしろの確認だと開き直って、気分が晴れるのをただ待ちます。
今回、結構強烈なスランプに陥りそうでしたが、案外早く気が晴れました。
以前は一人で全部背負い込んでいましたが、今は本当にスタッフに恵まれています。
勿論、今の全スタッフ、誰一人として完成はされてないですよ。
でも、彼らから伸びしろと、未来の可能性を感じます。
つまりその一部はジラソーレの伸びしろであり、ジラソーレの可能性でもある訳です。
非常にワンマンな人間でしたが、最近はチームで働く素晴らしさと可能性にワクワクしています。
それと、今回の移転で昔からの常連さん、同業の友人たちの優しさに言葉を失いました。
自分のビジネスさておき、オープンに駆けつけ、かなりの文句も言いながら20時間位休憩も無で手伝ってくれたシルビオ。
同じように、貴重な時間を割いて駆けつけてくれた、元スタッフの神ちゃん、楠戸君、アンナ、ナナちゃん。。。
オープン前日の深夜、気が付けば何故か神戸のアズーリの小崎さんがピッツァ生地の仕込手伝ってくれてたり。。。
お祝いのお花も苦情とまでは行きませんでしたが、近隣の方に苦笑いされるほど頂いたり、オープン早々お越し頂いたり。
何が素晴らしいって、こんな素敵な方々と出会え、お付き合い出来ることです。
皆様、僕が料理を作る事によって、ジラソーレを営んでる事によって知り合えた方達です。
そう思うと、大変な事もありますが、なんて素晴らしい仕事なんだと感動します。
今後の目標です。
人が集まる料理を作る
人が集まる店になる
人が集まる人になる
これからもよろしくお願い致します、
ところで今回のスランプが軽かったのは秘密あります。
スランプ前は自分で生産する脳内麻薬で気持ち良くなってる訳ですね。
それが無くなって禁断症状がでる訳です。
セロトニンという幸せを感じるホルモンは、脳より腸で沢山作られるらしく、何故かカレーを食べるとすっごく分泌されるそう。
そう言えば無意識にカレーばっかり食べてた時期がありました。
暑いですがカレーでも食べて皆さんハッピーになりましょう!!!笑
勿論ジラソーレでイタリア料理もきっと幸せになれますよ!
オープン前夜。 誰一人間に合うと思って無かったはず。 収納棚も無けりゃ、バールの机もまだ納品されていませんでした。笑
大原町での最終日が終わってからの引越し。
5月25日が前店の最終日で6月1日が新店舗のオープンでした。
この期間が短いほど金銭面は楽ですし、肉体的、精神的には追い込まれます。
今回、最初から金銭的に追い込まれていましたので、選択の余地なくタイトスケジュール。
多分、全盛期のピンクレディー並みのスケジュールでした。
全く記憶がありません。
移転はある意味新規オープンより大変です。
移築は本当に大変。
でも、全部新しい物を揃えるお金もなければ、12年間大切に使って愛着のあるものは全部持って行きたい。
工務店の方やデザイナーさんは、本当に良くしてくれました。
今後新規オープンなり改築をお考えの方、オススメします。ご紹介しますよ!
一軒目からジラソーレのシンボルのひまわりのパネル。途中、パネルを生かしたまま棚になりました。
今回も最後まで設置場所が決まらず、オープン前日位かな...
前店は自動ドアで二重扉でした。
入りにくい(敷居が高そう)と不評でしたが、実はご来店後のお客様にとっては、非常に優秀なヤツでした。
あの交通量の多い場所ながら、店に入ってしまえば静かでした。
今回の店は、店の中にもう一個ドアがあります。バールの奥にあるドアを開けて進んで頂くと、なんとなく見たことある、でも新しいオステリア オ ジラソーレがあります。
一週間弱、日頃しない重労働と知的労働を同時にして思いました。
建築家やデザイナーがピラミッドを作るとしたら、現場にはいたほうが良いでしょうが、あんなデカイ石を自ら運んで積んだらだめですね。
ピラミッド三段位で終わっちゃうんじゃないでしょうか。
料理の世界はおっきく二つに分かれます。
創作、生産共にするシェフ。
創作のみ行い、実際の生産はスタッフがする店。
数日ぶりに炭を熾し肉を焼きました。
仔豚の塊も焼きました。
サラミ類の量の確認と値段設定を兼ねて試食会。
その勢いで決起会が始まりました。
自分の居場所が確認出来ました。
本当に沢山のお花やお祝いを頂きました。
大好きなひまわりに囲まれて、最高のスタートがきれました。
かなりプレミアムなショット。
シルビオとアズーリの小崎さんが当店でピッツァの仕込みを手伝ってくれている図。
しまった!この生地分だけ値上げしといたら良かった!!!
ここまでが前日です。
こんな感じの店で、こんな感じの料理やデザートをアレッシのカトラリーで出したかった。
神と両親と師匠方、友人、スタッフ、そしてお客様に本当に感謝してます。
そして店はお客様がいて完成します。