芦屋のイタリア料理とイタリアワインのお店

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イタリア好き

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イタリア好き

不満量一定の法則というものがあるそうです。
 
人間、個人個人でその不満量というものは違うらしいのですが、必ず一定の不満を抱えたがるという説です。
 
なんか不満があってストレスを感じたり、友達や家族に愚痴ったり、悲劇のヒーロー、ヒロインになった気になったりしてるうちに、その問題、不満が何らかの形で解消されてしまうと、今まで気にもしてなかった事に不満を感じたり、気になって仕方なくなるそうです。
つまり、新しい不満を探してまで抱え込もうとするそうです。
 
これを読んだとき、あー、ホンマや。と思いました。
 
自称、能天気王子、ポジティヴ星人、アスタマニャーナですが、同時にいい歳して、急に尾崎豊並みに世の中に苛立ちを覚える15の夜な僕。バイクは盗みませんが。。
自営業をしていると不満量一定の法則もですが、不安量も一定、または右肩上がりの法則を示しますね。
 
この説に同意する方もいれば、否定する方もいるでしょう。
僕は、中々言いえて妙だと思います。
 
まあ、ある意味人間の本質だったり、ポジティヴに見ればリスクマネージメントと言いますか、危機管理能力といいますか、安泰を良しとしない本能の表れなんでしょう。
 
もし、嫌でも不満量が減らないのが性なら、でもそれに支配されず楽しい事、ワクワクする事も一定量以上持ち続ければ人生±多分プラスやなと気づいた39歳の秋。
 
で、僕は何が好きなんや?と自問自答。
 
料理と女性。
 
で、気づきました。だから上手い事行かないんやと。
勿論料理止める訳でもなければ、男色に走る訳じゃーありません。
 
ただ、どちらもひじょーに難しい。
 
もっと、考えただけで1秒でワクワクして楽しい気分になれるものは???
 
あ、!イタリアやーん。
もっと言うたらナポリやーん!!
 
と気づいた次第です。
 
いやいや、まだまだ料理を通じてイタリア、ナポリの楽しさ、素晴らしさを紹介、表現できるはず。
 
2,3年前からジビエを良くメニューに載せるようになりました。
 
何でか?
リクエストが多いから。
 
ライチョウ、山鳩、ヤマウズラ...まあ南イタリアではなじみがありません。
それでも料理人として期待されたからには応えたいし、僕自身も多大に興味がありました。
 
勿論、僕なりの南イタリアらしい仕立てを考え、完成度も良いと思います。
 
今年もボチボチ始めます。
 
でも、初めてジラソーレ来たら、タコやイカ食ってください。
ナスや、ズッキーニ、豆各種食べてください。
 
カリフラワー、ブロッコリー、アサリ、ムール貝食べてください。
 
小魚、チーズ、トマト食べて下さい。
 
毎日焼いてるパン食べてみてください。勿論、バターも何も付けず。
 
パスタ、絶対食べて下さい。
余裕があればリゾットも。
 
これからの時期、ポレンタ食べて下さい。
得意です。南も食べますよ。
 
仔羊食べてみて下さい。
皮付きの子豚食べた事あります??
 
普通の鳥も、ウサギも良くメニューに載ってます。
 
馬肉もあるし、自家製ソーセージもモッツァレラチーズ入れたりもしますし。。
 
内臓料理も冬場は大活躍。
 
イノシシ、シカは兵庫県有名です!
 
この上、ライチョウとかってやっぱり不満量一定の法則の先にたどり着いたのかなー?
 
いや、常にオーバーアチーブを目指してた結果だと胸を張りましょう。
 
しかーし、食わず嫌われ者の豆やウサギの素晴らしさを僕はどんだけ伝えれただろう。
 
僕もイタリア行くまでは、豆もウサギも美味しいものだとは思っていなかった。
 
もっと言えば、ポルペッタ(ミートボール)やナスのパルミジャーナ(ナスとトマトとモッツァレラチーズの重ね焼き)の信じられない美味しさを、どこまで広めたかな?
 
塊肉に凝ったのも、イタリアは塊で肉も魚も料理して、大勢で食べる。その美味しさと楽しさに心奪われたから。
今でもその美味しさは自分の店で再現できてるけど、楽しさまではどうでしょ?
 
んーーーー!
なんか見えてきました。
僕の心を奪ったイタリア。
この素晴らしさをきちんと伝えられたら、皆さんだって心奪われるはず。
 
うん。イタリア好き。これは揺るがないな。
 
 
 
 
皆さん、イタリア好きという雑誌があるのご存じですか?
信じられないクオリティーなのにフリーペーパーなんです。
当店にも置いてますので、是非お取りください。
 
雑誌は写真と文章でイタリアの良さを伝えます。
イタリアの豊かさ、かっこよさをもっとも上手に表現してる雑誌のひとつです。
 
目下、この雑誌が僕のライバル。
この雑誌、食と人でイタリアを伝えるのが手法です。
 
美味しそうな家庭料理、地方料理が満載。
ホントに食べたくなる。
 
うちは実際にレストラン。香りもあればホントに味わえる。
こりゃー負けてられない。
 
 
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こんな感じの雑誌です。
当店にいつもありますので、ご自由にどうぞ!
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この焼きたての仔羊のグリルをつまみ食いするオッサン。
イタリア好きに載るオッサンは、決して雑誌レオンには載れませんがこっちがまさにイタリア男です。
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泡アワの料理は写真映えしますが、実は上手に焼けたパンもフォトジェニックです。
 
ウチのパンに似てません?
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この土鍋で煮込むのピニャータと言いますが、肉じゃが見たい。でも絶対ウマイヤろなー。

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ジビエなんかはリクエスト頂いたり、頂かなくとも挑戦していきますが、分子料理やなんやは頼まれても無理。
 
そんな料理ももてはやされてる今日この頃、僕の料理って地味すぎるかなーとちょっとコンプレックスを感じることも。
 
でもこのページを見たお客さんのほとんどが、美味しそーって反応してました。
 
凄い勇気頂けました。
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良くわからないけど、すごい説得力のあるパスタ料理。
こんなん作って行こう!
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馬肉専門の肉屋の写真。こんなん見たら馬使いたなるー!!!

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ここんとこ、イタリアに行けておりません。
でも九州には年に、1,2回必ず行きます。
 
ナポリ野菜の聖地がそこにあるから。。。
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九州行くと必ず寄るのが、博多のアンティカ オステリア トトさん。
ここはシチリアです。
絶句。
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九州行くと、シルビオの家に泊まります。そう、ナポリ野菜を作ってるナポリ人農夫。
 
でも料理もすごく上手。
 
フリットミスト作ってくれた。
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新しいトラクター買ったらしく、自慢されたので頼み込んで運転させてもらった。
 
いっそ小林旭ごっこしようと。燃えるー男の赤いトラクター♪
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シルビオちゃん

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全く関係ありませんが、先日青森県行きましてうに丼食べました。夏休みの日記化していきます。

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青森には、赤穂のさくらぐみさんご一行と、岡山のヤギ使い、ルーラルカプリ農場の小林さんと行きました。
調子に乗ってマグロ丼追加したらこれ。
 
ある意味イタリアな店でした。
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子豚の丸焼き。ジラソーレ作。
こんなんお店で出すようになってんねんなー。
 
もっと頑張ろう。
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僕の中のイタリア料理の名品のひとつ、ナスのパルミジャーナ。
ナスは麻婆かパルミジャーナですね。

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