完全復活と書きましたが、何からの復活でしょうか。
すいません。
ただの怠け者です。
2つ言い訳させてください。
一つはガラにもなくフェイスブックを始めまして、そちらで細かいアップをするとこっちがおろそかになっちゃいました。
2つ目、去年の年末、生まれて初めて過労でぶっ倒れました。
ぶっ倒れたまま最終日まで営業したので、事実上ぶっ倒れてないのですが
ホントに誰か止めてくれー!!!
と願ってました。
己の限界を知るのは言い事です。
超えてはいけない線が分かりましたし、日々の努力でその線もまた向こうに押せるかもしれません。
体調を崩してる間は怖い思いもしましたが、今は最高に元気です。
今となれば、このタイミングで一回ぶっ倒れて良かったとさえ思います。
さて、杉原の奴、すっかり弱気になったんじゃないかと思われるかもしれませんが、逆です。
今年まだお会いできてない方いらしたら、是非お越しください。
ギラギラしてます。
コラム書いてない間、別に養生してた訳でもなくこんな事してました。
手作りのクスクス。
まったく懲りていません。
お任せコース1本の店じゃあるまいし、クレイジーな行為やなーと思いつつ、とある方にちょっと煽られて作ってみました。
こちらトラパニ風クスクス。
シチリアの料理です。
クスクスに魚の煮込みを添えて(かけて)食べるのですが、本来はこんな風に非常に濃厚で薫り高い魚のスープのみをかけます。
今は、スカンピや魚の切り身なんかも乗ってる海鮮丼みたいなクスクスのほうが多いですが、基本は具無しです。
具がないほうが、よりクスクスを楽しめます。
先ず、セモリナと水を少しずつ混ぜ粒状にします。
でもってちょいと乾かす。
小一時間位ですかね。
ここに、ニンニク、パセリ、オイルを加えます。
でまた小一時間休ませます。
僕もこれくらい休みたいもんです。
でもって蒸し器で1時間くらい蒸します。
その間に魚のスープを作ります。
魚の切り身を乗せると視覚的満足が生まれます。
裏ごした魚のスープで勝負するという事は、だれが食べてもむせ返るような海を表現しないといけません。
この日は活けのカサゴ12匹、足赤エビ15匹、あさり、ムール貝1kg、イカ少々。。。
最後はお客さんの前でスープかけて仕上げます。
仕上げる前にもクスクスにたっぷりとスープを厨房で吸わしてます。
こちらは遊び心満載なホタルイカのクスクスにオムレツ添えたもの。
すっごい評判良いです。
ご覧いた様に、その日使うクスクス仕込むの3時間位掛かります。
一回どうしても間に合わなくて、久々に市販のクスクス使いましたがもう戻れません。
流石に捨てはしませんでしたが、営業では使いませんでした。
インスタントラーメンの粉末調味料入れる前の味がします。
今更そんなもんに本気になれません。
また後戻りできないいばらの道に迷い込んだようです。
ちなみに店にパソコンをついに導入しましたので、更新ペースは戻るはずです。。。