芦屋のイタリア料理とイタリアワインのお店

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2016年7月

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スタッフ募集のお知らせ

少し前、就活のススメというブログを書きました。

それから、何人かお電話くれたり、メールくれたり、アルバイト始めたりと、結構リアクションありました。

 

ただ、ゆるい内容だったからか、夢見がちな若者が多いですね。

夢をみるのは、大いに結構。

だけど上向いて口を開けていても、エサは貰えません。

夢は叶うものでなくて、自らの手で実現するものです。

掴みとるものです。

そんな僕も、自分の野望達成の為に、そしてもしかしたら自分は料理の才能があるのじゃないか?という大いなる勘違いを証明するため、

借金をし、責任をもち、そしてその野望達成の為の仲間を募集しています。

 

もちろん、スタッフそれぞれの将来の野望達成の為のお手伝い、技術指導も惜しみませんが、

オステリア オ ジラソーレは、

イタリアって恰好ええやんとか

ナポリ料理ってすげー!とか

レストランって凄く素敵とか

こんな旨いもん食った事ない、なんじゃこりゃー!とか

何でも良いので、お客さんの魂揺さぶる為の場所です。

お客様に感動してもらうところです。

お客様からいろんなリーターンを頂戴も出来ますが、まぎれもなく僕たちが提供する側です。

 

スタッフとのジェネレーションギャップをどう埋めるか、ずっと悩んできましたが、その労力は料理に費やそうと決めました。

前回の就活のススメは、そのまま残します。

知らないアナタの相談ものります。

働き出す時期も相談にのります。

 

ただし、いくつかの条件をプラスします。

燃え盛るやる気がすでにある人。

社会人としての覚悟と、準備が出来てる人。(礼儀とコミュニケーションの事です)

 

特に自分の都合を優先させる方、

他者をリスペクトしない方は、知り合いにもなりたくないので、ご遠慮ください。

 

時間はかかっていますが、もっといい店にしたい。

全員がフルに活躍してほしい。

何度も心が折れそうになりますが、まだ折れていません。

僕、相当しつこいようです。

この店始める時も、借入が難航して何度も心が折れそうになりました。

でも諦めなかったら、必ず道は開けると信じてます。

 

この店はもう、僕一人じゃ操縦するのもったいない。

出来ないと思っていましたが、できます。

しないといけなくなったら、勿論します。

でも、もったいない。

キラキラした目をしてる仲間と、全力で漕いだらどこまでもいけるポテンシャルです。

 

僕の野望はそんな船の船長です。

2016691108.jpg

(こんな感じ)

行先もみんなで決めたらいい。

僕は、人生を捧げた大好きなイタリア料理を、より美味しく、より喜んで頂けるよう、そしてより快適に作り続ける為にこの店を作りました。

ここで働く資格があるのは、本気で漕げる人だけです。

1人で漕ぐより、絶対本気な仲間と漕ぐ方が、速く、遠くまでいけるはずなんです。

行先は皆で決めたらいい。

むしろ全員の行きたいところ、全部行ったらいい。

そう思って、大きな借金しました。

ホント、実は僕、具体的にどこに向かいたいってないようです。

店舗展開したいわけじゃないし。

かなり本気で自問自答しましたが、自分やこの店の、ジラソーレの可能性はいくらでもある、と確信はしました。

でも、その可能性とやらがはたして本当に自分がしたいことか?

となるとまた別ですね。

僕の人生のボスキャラ(最終到達点)を探しまくってますが、まだ見つかりません。

 

それより、この店がレストランとして、バールとして、パスティッチェリアとして最大限稼働し、店中がビリビリ揺れるくらいみんなでオール漕いでる中に、身を置いていたい。それがオーナーシェフとしての現時点での僕の野望です。

想像するだけでエキサイティングで、鳥肌が立ちます。

 

若い料理人に一つ、目から鱗情報をあげましょう。

この仕事の、料理の一番素敵な事は、モノ作りの割に結果がすぐ出やすいことです。

例えばあさりのスパゲッティが上手になりたいと思えば、その気になれば仕事終わってからでも一晩で、10回作れます。

それにかかるお金も1万円しません。

 

例えばワイン造り。

一年に一回しか収穫出来ません。

つまり、何か試そうと思っても一年に一回しか試せません。

試したくても。

ワイン造り40年と聞くと、スゲーと思いますが、収穫、醸造など40回しかチャンスがないんですよ。

 

料理は大変な仕事です。

失敗も許されません。(何か少しの粗相でもネットですぐにデスられます)

でも世に出す前の失敗作をいくらでも積み重ねれます。

そして物凄く素晴らしいものを作っても、消えてなくなってくれます。

だからまた買って(食べて)下さるのです。

そして記憶や印象に残ります。

だから価値が下がらないのです。

 

もし絵画のモナリザのほほ笑みが、世界に一枚でなく10枚あったら、その価値は今の一枚しかない価値の10分の1ではないでしょう。

間違いなく10分の1以下です。

 

でも料理なら、誰もがうっとりするようなスペシャリテが出来たら、

それを100皿作れば価値は100倍、1000皿作れば1000倍です。

たまたま美味しいじゃダメなんです。

そしてどれほど沢山の美味しい料理を作っても、その痕跡すら残らない位、綺麗に片づけて帰る。

その蓄積は目には見えませんが、長くやればやるほど驚異的な力になり、その【能力】は世界中に手ぶらで運べます。

筋トレと同じです。

しんどい、きついを乗り越えて結果がでますので、しんどい時、きつい時が成長のチャンスです。

 

最後にジラソーレの今後の中期ビジョンをお知らせします。

再来年から1年間、当店のパティシエ藤本をイタリアに1年間送り込みます。

2018年の1年間はパスティッチェリア部門は縮小します。(最低限、ババとカンノーロとグラッファは意地で続けます。)

その分、2018年からイタリアワインのワインバーとして力を入れていきます。

2017年は藤本がいない1年間を乗り越える準備と

2018年からのワインバー構想の準備です。

今まで南イタリアワインが中心でしたが、南イタリアワインの品ぞろえはそのまま、さらにイタリア全土のワインを網羅していこうと思っています。

そして2019年、お菓子コーナーはパワーアップして帰ってくる藤本が勝手に暴れるでしょう。

そしてもちろんワインバーとしての機能もより充実してるという作戦です。

その翌年あたり、今のキッチンスタッフが続いてたら、イタリアに送り込もう。

で、帰ってきたらバールの料理を運営込みでさせてみる。

当然ワインの勉強も必要でしょう。

その結果がきちんとでたら、相応の昇給、または自信をもって独立すればいい。

僕が思うに、本気で飲食店やるなら、これより良いシステムはないと思います。

でもこのシステムを構築し、何代も続けるにはスタッフを選ばなければなりません。本当に。

自分の事しか考えれない人、他者をリスペクト出来ない人がいると実現しない。

それと、いくら真面目でも1年とかの短期で働きたい方も、僕が目指す店(職場)の構築に貢献出来ないので結構です。

 

正直、この業界の人手不足は深刻です。

でも目先の人員不足解消の補充をし続けてもいい店になれないと気付きました。

もう少し時間がかかりそうですが、ジラソーレで働いている事を羨ましがられる店にします。

 

この企画に参加したい方、ご連絡お待ちしてます。

杉原

<a href="http://job.inshokuten.com/kansai/work/detail/17969?ref=link" target="_blank">オステリア オ ジラソーレの求人情報の詳細は、こちらをご覧ください。(求人@飲食店.COM)</a>

 

 

 

 

7月お休みのご案内

いつもありがとうございます。

7月は毎週月曜日の定休日以外に

26日火曜日にもお休みをいただきます。

よろしくお願いいたします。

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